ディノスと東洋紡エムシーがブレスエアー敷布団の水平リサイクルプログラムを開始、循環型リサイクルシステムの構築へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

ディノスが使用済みブレスエアー敷布団の回収プログラムを開始
東洋紡エムシーとの共同で水平リサイクル型商品化を実現
2024年11月1日より期間限定で実施予定

ディノスのブレスエアー敷布団リサイクルプログラム

ディノスは東洋紡エムシーと共同で、使用済みブレスエアー敷布団を回収しリサイクルする新プログラムを2024年11月1日より期間限定で開始することを発表した。17年連続で敷布団商品販売枚数No.1を誇るブレスエアー敷布団の過去購入者を対象に、新商品購入時に使用済み商品を回収する取り組みを実施する。^[1]

回収したブレスエアー敷布団は、東洋紡エムシーによって水平リサイクル型三次元網状繊維構造体「ブレスエアーメビウス」として再生され、2025年以降に新商品として発売される予定だ。粗大ごみとして処分される布団類が増加傾向にある中、循環型の資源活用を目指す取り組みとして注目を集めている。

ディノスのブレスエアー敷布団シリーズは2007年の販売開始以来、累計販売枚数29万枚を突破する大ヒット商品となっている。沈み込みやすい肩・腰をしっかり支えるサポート力と快適な寝心地、通気性の良さや側生地の洗濯可能な衛生面が高く評価されている。

リサイクルプログラムの詳細

項目	詳細
実施期間	2024年11月1日～15日
対象商品	ブレスエアー敷布団NEO+シリーズ（シングルサイズ）
回収条件	新商品購入時に使用済み商品を回収
購入特典	商品代金より2,000円割引
再生方法	ブレスエアーメビウスとして再生

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水平リサイクルについて

水平リサイクルとは、使用済み製品を同様の品質を持つ製品として再生利用する方法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

製品の品質を維持したまま再利用が可能
資源の循環利用を実現
環境負荷の低減に貢献

ブレスエアー敷布団のリサイクルプログラムでは、回収した製品から取り出したブレスエアー由来の再生化材料を原料の一部として使用している。東洋紡エムシーの水平リサイクル型三次元網状繊維構造体「ブレスエアーメビウス」では、重量比25%の再生材料を配合しながら従来品と同等の機能性と快適性を実現した。

ブレスエアー敷布団のリサイクルプログラムに関する考察

ディノスと東洋紡エムシーのリサイクルプログラムは、持続可能な社会の実現に向けた先駆的な取り組みとして評価できる。粗大ごみとして処分される布団類が増加傾向にある中、循環型の資源活用の仕組みを構築することで、環境負荷の低減と資源の有効活用が期待できるだろう。

一方で、リサイクルプログラムの実施期間が限定的であることや、対象商品がシングルサイズのみに限られている点は、今後の課題として挙げられる。消費者のリサイクル意識を高め、より多くの製品を循環させるためには、回収対象の拡大や実施期間の延長を検討する必要があるだろう。

将来的には、リサイクル技術のさらなる向上により、再生材料の配合率を高めることも期待される。また、他の寝具商品への展開も視野に入れることで、サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みがより一層加速することが望ましい。

参考サイト

^ PR TIMES. 「ディノスが東洋紡エムシーと「ブレスエアー®」敷布団のリサイクルプログラムを初めて実施 | 株式会社 DINOS CORPORATIONのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001615.000003084.html, (参照 24-10-30).

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