デジタル庁が行政機関向けデジタルマーケットプレイス正式版を開始、クラウドソフトウェアの調達効率化へ前進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

デジタル庁がDMP正式版カタログサイトを開始
行政機関のSaaS調達が迅速化へ
多様なベンダーの参入機会が拡大

デジタル庁が行政機関向けデジタルマーケットプレイス正式版を開始

デジタル庁は行政機関のクラウドソフトウェア調達を効率化するため、デジタルマーケットプレイス正式版カタログサイトを2024年10月31日に開始する。このサイトでは事業者によるソフトウェアと販売サービスの登録が可能になり、行政機関の調達プロセスの簡素化と市場の透明性向上を実現する仕組みが導入された。^[1]

デジタル庁は2023年度にDMPテスト版カタログサイトをリリースして実証を行い、その結果を踏まえて正式版の開発を進めてきた。行政機関はDMPを利用して調達したいソフトウェアを検索でき、検索結果を調達時の証跡として出力できる機能が実装されている。

事業者はデジタル庁との基本契約に基づきソフトウェアと販売サービスを登録することでDMPを利用した調達に参加できるようになる。行政機関による選定機能は2025年1月以降にリリースされる予定で、行政機関向けの説明会も順次開催されることが決定している。

デジタルマーケットプレイスの主な機能まとめ

項目	詳細
サービス開始日	2024年10月31日
主な機能	ソフトウェア・販売サービスの登録、検索機能
対象ユーザー	行政機関、ソフトウェア会社、販売会社
期待される効果	調達プロセスの簡素化、市場の透明性向上
追加予定機能	行政機関による選定機能（2025年1月以降）

クラウドソフトウェアについて

クラウドソフトウェアとは、インターネットを通じてサービスとして提供されるソフトウェアのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

インターネット経由でいつでもどこでもアクセス可能
サーバー管理や更新が提供元で一括実施
必要な機能を必要な分だけ利用可能

デジタルマーケットプレイスでは、行政機関がクラウドソフトウェアを効率的に調達できる環境を整備することで、行政サービスのデジタル化を加速させる効果が期待できる。また、クラウドソフトウェアの活用により、行政機関のシステム運用負荷の軽減とコスト削減も実現できる。

参考サイト

^ デジタル庁. 「デジタルマーケットプレイス（DMP）正式版カタログサイトを2024年10月31日にリリースします」. https://www.digital.go.jp/news/758181a9-bd27-4972-b79f-2d78ba28c020, (参照 24-10-31).
デジタル庁. https://www.digital.go.jp/

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