新電元工業がEV充電器新製品発表、OCPP対応でサービス多様化へ
PR TIMES より
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記事の要約
- 新電元工業がEV用普通充電器の新製品を発表
- OCPP 2.0.1対応の通信中継器GX1を2024年8月発売
- 最大10台の充電器を1回線でクラウド接続可能
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新電元工業の見せない普通充電器PMシリーズの新機能
新電元工業は、EV用「見せない普通充電器 PM-CS09シリーズ」に、充電ネットワークの国際標準通信プロトコル『OCPP 2.0.1』の対応システムを追加した。この新機能により、最大10台の充電器をインターネットに接続し、OCPPサービスに連携することが可能になった。[1]
新製品の「通信中継器GX1」は、2024年8月より受注開始予定で、LTEモバイル通信モデルと有線LAN通信モデルの2種類がラインナップされる。LTEモデルを使用すれば、完全ワイヤレス通信による省資源エコシステムの構築が可能となる。
OCPP対応により、公共充電認証サービスや各社独自の充電決済システムなど、複数の決済認証サービスを選択できるようになる。これにより、店舗でのゲスト向け特別料金提供や、商用EV事業所の充電利用状況の集中管理など、差別化や高付加価値化につながる活用が期待できる。
通信中継器GX1 | 見せない普通充電器 | OCPP対応 | |
---|---|---|---|
主な特徴 | 最大10台の充電器接続 | コンパクトで自由な設置 | 複数決済サービス選択可 |
通信方式 | LTEモバイル/有線LAN | 無線コントロール | インターネット経由 |
発売時期 | 2024年8月 | 既存製品 | 2024年8月(GX1発売時) |
主な用途 | 充電器のネットワーク化 | 多様な設置環境に対応 | 差別化サービスの提供 |
OCPPについて
OCPPとは、Open Charge Point Protocolの略称で、EV充電器と充電ステーション管理システム間の通信プロトコルを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 充電器と管理システム間の標準化された通信方式
- 異なるメーカーの充電器と管理システムの相互運用性を確保
- 充電セッション、課金、認証などの機能をサポート
OCPPは、EV充電インフラの相互運用性と拡張性を向上させるための国際的な標準規格として広く採用されている。このプロトコルにより、充電器の遠隔管理、利用状況の監視、料金設定の柔軟な変更などが可能となり、EV充電ネットワークの効率的な運用と拡大に貢献している。
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新電元工業の新製品に関する考察
新電元工業の新製品は、EV充電インフラの拡大と多様化に大きく貢献する可能性がある。特に「見せない普通充電器」のコンセプトは、都市景観を損なわずにEV充電スポットを増やせるという点で画期的だ。しかし、この新しいアプローチが一般のEVユーザーにどれだけ受け入れられるか、また充電器の視認性と利便性のバランスをどう取るかが今後の課題となるだろう。
OCPP 2.0.1対応の通信中継器GX1の導入により、充電サービスの多様化が期待される。例えば、小売店での購買金額に応じた充電料金の割引や、企業の従業員向け特別料金の設定など、ビジネスモデルの幅が広がる可能性がある。今後は、このようなサービスの実用化と、それに伴うセキュリティ対策の強化が求められるだろう。
長期的には、この技術がスマートシティやエネルギーマネジメントシステムと連携することで、より効率的な電力利用や再生可能エネルギーの活用促進につながる可能性がある。新電元工業には、他の業界とも協力しながら、持続可能な社会インフラの構築に向けた取り組みを期待したい。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「【新製品】EV見せない普通充電器がネット接続可能に!OCPPで新サービスへ。新電元「通信中継器GX1」2024年8月発売。 | 新電元工業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000063577.html, (参照 24-08-02).
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