エプソンダイレクトがEndeavor DS60を発売、Ubuntu対応のOSなしミニPCで組み込み制御端末に最適化
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記事の要約
- エプソンダイレクトがEndeavor DS60の受注開始
- 第13世代Core搭載のOSなしミニPCが登場
- Ubuntu動作検証済みで価格は12万3,530円から
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エプソンダイレクトがEndeavor DS60の受注を開始
エプソンダイレクトは2024年11月6日、ミニPC「Endeavor ST60E」シリーズのOSなしモデルとなる「Endeavor DS60」の受注を開始した。このモデルは第13世代Coreプロセッサを搭載し、ユーザーが保有するOSライセンスを活用できる製品として位置付けられており、特にUbuntuの動作検証が行われている点が特徴となっている。[1]
Endeavor DS60は約33×150×150mmというコンパクトなボディを採用しており、設置の自由度が非常に高い設計となっている。縦置きや横置きはもちろんのこと、モニター背面への取り付けにも対応しており、設置場所を選ばないことから組み込み制御端末やシンクライアント端末としての活用が期待できる。
インターフェイスとしてUSB 3.2 Gen 2 Type-C 2基やUSB 3.2 Gen 2 2基、USB 3.2 Gen 1、USB 2.0、HDMI、DisplayPortなどを装備している。さらにオプションでWi-Fi 6やBluetooth 5.2、シリアルポートも搭載可能であり、約740gという軽量性と相まって高い汎用性を実現している。
Endeavor DS60の主な仕様まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
プロセッサー | Core i3-1315U/i5-1335U |
メモリ | 8GB/16GB/32GB |
ストレージ | 256GB~1TB SSD |
サイズ | 約33×150×150mm |
重量 | 約740g |
検証済みOS | Ubuntu Desktop 22.04 LTS |
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OSなしモデルについて
OSなしモデルとは、OSをプレインストールせずに販売されるパソコンのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 既存のOSライセンスを活用可能
- 組み込み制御端末やシンクライアント端末向けに最適
- OSコストが不要で通常モデルより安価
Endeavor DS60は特にUbuntu Desktop 22.04 LTSでの動作検証が行われており、Linux環境での利用に適している。BTOでの購入が可能で最短2日での出荷に対応しており、ハードウェアに関するサポートも提供されているが、OSに関するサポートはユーザー側での対応が必要となっている。
Endeavor DS60に関する考察
Endeavor DS60はコンパクトなサイズながら第13世代Coreプロセッサを搭載し、高い処理能力と設置の自由度を両立している点が評価できる。特にUbuntu Desktop 22.04 LTSでの動作検証を実施していることから、Linuxベースのシステム開発やテスト環境としての活用が期待できるだろう。
今後の課題として、OSなしモデルではドライバー類をユーザー自身で用意する必要があり、初期セットアップの手間が増える可能性がある。また、OSに関するサポートが提供されないため、トラブル発生時の対応がユーザーに委ねられることも懸念材料となるだろう。
将来的には、主要なLinuxディストリビューションでの動作検証の拡充や、セットアップガイドの提供などが望まれる。さらにハードウェアの拡張性を活かした用途別のリファレンスモデルの提案なども、ユーザーの利便性向上につながるのではないだろうか。
参考サイト
- ^ EPSON. 「OSなしモデル | エプソンダイレクトショップ」. https://shop.epson.jp/pc/osless/, (参照 24-11-08).
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