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北浜GRFがAblecomの液浸冷却式データサーバーシステムの日本販売権を取得、データセンターの省電力化と高効率運用に期待

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

北浜GRFがAblecomの液浸冷却式データサーバーシステムの日本販売権を取得、データセンターの省電力化と高効率運用に期待

PR TIMES より


記事の要約

  • 北浜GRFが液浸冷却式データサーバーの販売権を取得
  • 電力消費量を最大43%削減し高密度実装が可能に
  • 20Ftコンテナ型での展開で地方企業にも対応

北浜GRFの液浸冷却式データサーバーシステム販売権取得

北浜GRF株式会社は2024年11月11日、台湾のAblecom Technology Inc.と同社の液浸冷却式データサーバーシステムおよびダイレクトクーリングシステムの日本国内での営業販売権について基本合意した。AIの急速な普及に伴うデータセンターの電力消費量増加に対応するため、特殊な絶縁性炭化水素系液体によるサーバー冷却システムの導入を進めている。[1]

液浸冷却式サーバーシステムは従来の空冷方式と比較して、データセンター全体の消費電力を最大43%削減することが可能になっている。PUE値を従来の1.5から1.05まで改善し、高効率なデータセンター運用を実現することで環境負荷の低減に大きく貢献するだろう。

Ablecom社はSuper Micro社やNVIDIA社との強固な関係性を持ち、GPUサーバーシステムの短期納品が可能な体制を整えている。月間5000U台の生産能力を維持しており、大規模から小規模まであらゆる規模のAIユーザーに対応した提供が可能だ。

液浸冷却式データサーバーシステムの特徴まとめ

項目 詳細
省電力性能 データセンター全体の消費電力を最大43%削減、PUE値1.05を実現
導入メリット 高密度実装が可能、静音性の向上、24時間以内の運用開始
運用特性 気候を選ばない柔軟な立地、20Ftコンテナ型での展開が可能
生産体制 月間5000U台の生産能力を維持、短期納品対応可能
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PUEについて

PUEとはPower Usage Effectivenessの略で、データセンターの電力使用効率を表す重要な指標となっている。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • データセンター全体の消費電力をIT機器の消費電力で割った値
  • 1.0に近いほど電力使用効率が高いことを示す
  • 一般的なデータセンターでは1.5~2.0程度の値

北浜GRFの液浸冷却式データサーバーシステムは従来の空冷方式のPUE値1.5から1.05まで改善することが可能である。IT機器以外の冷却設備や照明などの電力使用を最小限に抑えることで、データセンター全体の消費電力を大幅に削減することが実現できるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「北浜GRF株式会社、高効率液浸冷却式データサーバーシステムの販売権を確保 | 北浜キャピタルパートナーズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000061259.html, (参照 24-11-13).
  2. NVIDIA. https://www.nvidia.com/ja-jp/

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