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公開：2024-08-04

京都芸術大学がサステナブルカカオ協会と絵本制作、大原櫻子が朗読イベントで協力

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• 京都芸術大学がサステナブルカカオ協会と絵本を制作
• 大原櫻子が「チョコレートのないカカオのお店。」で朗読
• 絵本はオンラインで購入可能、動画も公開

京都芸術大学とサステナブルカカオ協会の絵本制作プロジェクト

京都芸術大学のマンガコースは、日本サステナブルカカオ協会と協力し、絵本「ルカとかみさまのチョコレート」を制作した。この絵本は、マンガ学科学科長の矢野浩二教授が文を担当し、同コース卒業生のはるさきなつねが絵を担当している。絵本の制作は、株式会社明治を中心とする日本サステナブルカカオ協会の活動の一環として行われた。^[1]

絵本の内容は、チョコレート工場の街で学ぶルカが、神さまのカカオとパパを探して南の国を冒険する物語だ。この絵本を通じて、カカオの魅力や社会課題について広く知ってもらうことを目指している。絵本は2024年7月14日に電子書籍版として発行され、Kindle版でオンライン購入が可能となっている。

さらに、この絵本プロジェクトの一環として、「チョコレートのないカカオのお店。」というイベントが開催された。このイベントでは、女優の大原櫻子が絵本の朗読を担当し、カカオやチョコレートに関する社会課題への関心を高める取り組みが行われた。また、明治公式YouTubeチャンネルや「ひらけ、カカオ。」HPでは、絵本の読み聞かせ動画も公開されている。

京都芸術大学とサステナブルカカオ協会の絵本プロジェクト概要

サステナブルカカオの取り組みに関する考察

京都芸術大学とサステナブルカカオ協会の絵本プロジェクトは、カカオ産業が抱える社会課題への認識を高める重要な取り組みだ。しかし、この活動が一時的なブームで終わってしまう可能性もある。継続的な啓発活動と、消費者の行動変容を促す仕組みづくりが今後の課題となるだろう。

今後は、絵本や朗読イベントにとどまらず、カカオ生産地との直接的な交流プログラムやバーチャルツアーなどの新しい体験型コンテンツの開発が期待される。これにより、より多くの人々がカカオ生産の現状を実感し、サステナブルな消費行動につながる可能性がある。同時に、企業と教育機関の連携をさらに強化し、専門的な知識と創造的なアプローチを融合させた取り組みが求められる。

長期的には、この取り組みがカカオ産業全体のサステナビリティ向上につながることが期待される。消費者の意識変革だけでなく、カカオ生産者の生活改善や環境保護にも焦点を当てた包括的なアプローチが必要だ。京都芸術大学の創造性と日本サステナブルカカオ協会の専門性を活かし、国際的な協力体制を構築することで、より大きな社会的インパクトを生み出せる可能性がある。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「京都芸術大学 マンガコースが日本サステナブルカカオ協会と絵本「ルカとかみさまのチョコレート」を制作しました！ | 学校法人 瓜生山学園　京都芸術大学のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000447.000026069.html, (参照 24-08-04).

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