IGSがアジア開発銀行とSTEM教育効果の国際比較プロジェクトを開始、カンボジア6校で非認知能力測定を実施
PR TIMES より
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記事の要約
- IGSがADBとERIAとSTEM教育効果の国際比較を開始
- カンボジア6校で非認知能力と数理科学的スキルを測定
- Ai GROWと数理探究アセスメントツールを活用
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IGSのSTEM教育効果測定プロジェクト始動
IGS株式会社はアジア開発銀行及び東アジアASEAN経済研究センターと共同で、STEM教育の効果を国際比較するプロジェクトを2024年11月14日に開始した。カンボジア教育省の協力のもと、現地の中学校3校と高等学校3校において、生徒約380名と教員約70名を対象にした測定を9月に実施している。[1]
IGSが提供する非認知能力測定ツールAi GROWは、生徒同士の評価にAIによる補正を加えることで25種類の能力を公正に評価することが可能となっている。数理探究アセスメントと組み合わせることで、STEM教育や探究型教育の効果を包括的に測定できるだろう。
アジア・太平洋地域における教育課題の解決に向けて、各国のベストプラクティスを相互に適用し政策の効率性を高めることを目指している。IGSの測定ツールは国や文化の違いを超えて同じ指標で生徒の能力とその変化を比較検証できる点が高く評価されているのだ。
IGSの教育評価ツールまとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
対象校数 | カンボジアの中学校3校・高等学校3校 |
対象者数 | 生徒約380名・教員約70名 |
測定ツール | Ai GROW、数理探究アセスメント |
測定内容 | 非認知能力、数理科学的スキル |
特徴 | AIによる評価の補正、25種類の能力を公正に評価 |
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非認知能力について
非認知能力とは、知識やIQでは測れない、社会で活躍するために必要な能力のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 従来のテストでは評価が難しい能力群
- 多様な能力要素を含む複合的なスキル
- 社会的成功との相関が高い重要な能力
Ai GROWは生徒の自己評価に加えて、生徒同士による相互評価を取り入れることで非認知能力の測定を可能にしている。AIによって忖度や性格の甘辛などの不要な評価の偏りを補正することで、より公正な評価を実現しているのだ。
STEM教育効果測定に関する考察
IGSのSTEM教育効果測定プロジェクトは、アジア・太平洋地域における教育の質向上に大きく貢献する可能性を秘めている。国や文化を超えて統一的な指標で教育効果を測定できる点は画期的であり、各国の教育政策の効率性向上にも寄与するだろう。
今後の課題として、測定データの精度向上や文化的な違いによる評価基準の調整が必要になってくる。AIによる評価補正の精度を高めることで、より信頼性の高い測定システムを構築できる可能性があるのだ。
将来的には測定対象国を拡大し、より広範なデータ収集と分析が期待される。教育効果の可視化と科学的な検証を通じて、アジア・太平洋地域全体の教育水準向上に貢献することが望まれるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「IGS、アジア開発銀行及び東アジアASEAN経済研究センターとSTEM教育効果の国際比較プロジェクトを開始 | Institution for a Global Society 株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000054457.html, (参照 24-11-16).
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