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【CVE-2024-10685】Contact Form 7プラグインにXSS脆弱性、未認証での攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Contact Form 7 Redirect & Thank You Page 1.0.6の脆弱性が発見
  • XSSによる任意のスクリプト実行が可能
  • 未認証の攻撃者がリンクを介して攻撃可能

Contact Form 7プラグインのXSS脆弱性

WordPressプラグインContact Form 7 Redirect & Thank You Pageにおいて、バージョン1.0.6以前に深刻な脆弱性が発見され、2024年11月12日に公開された。tabパラメータにおける不十分な入力サニタイズとアウトプットエスケープにより、リフレクテッドクロスサイトスクリプティング攻撃が可能となる脆弱性が確認されている。[1]

この脆弱性は【CVE-2024-10685】として識別されており、CVSSスコアは6.1(MEDIUM)と評価されている。攻撃者は認証なしで攻撃を実行できるものの、被害者がリンクをクリックするなどの操作が必要となるため、ユーザーインタラクションが攻撃の成否を左右する要因となっている。

SSVCの評価によると、現時点での自動化された攻撃は確認されていないが、技術的な影響は部分的なものとされている。WordPressサイトの管理者は、プラグインの更新やセキュリティ対策の見直しを早急に実施する必要がある。

脆弱性の詳細情報まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-10685
影響を受けるバージョン 1.0.6以前
CVSSスコア 6.1(MEDIUM)
脆弱性の種類 リフレクテッドクロスサイトスクリプティング
公開日 2024年11月12日

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して、悪意のあるスクリプトをユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 入力値の不適切な処理によって発生する脆弱性
  • ユーザーセッションの窃取や改ざんが可能
  • フィッシング攻撃への悪用のリスクがある

Contact Form 7 Redirect & Thank You Pageで発見された脆弱性では、tabパラメータの不適切な処理が攻撃の起点となっている。攻撃者は未認証でこの脆弱性を悪用できるが、実際の攻撃には標的となるユーザーの操作が必要となるため、ソーシャルエンジニアリングと組み合わせた攻撃シナリオが考えられる。

Contact Form 7プラグインの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サードパーティ製プラグインの品質管理とセキュリティレビューの重要性を浮き彫りにしている。特にフォーム処理のような重要な機能を担うプラグインでは、入力値の検証と出力のエスケープが不可欠であり、開発者はセキュアコーディングの原則に従う必要がある。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者向けのセキュリティガイドラインの整備や、自動化されたセキュリティテストの導入が求められる。WordPressのエコシステム全体でセキュリティ意識を高め、コードレビューのプロセスを強化することで、より安全なプラグイン開発環境を整備できるだろう。

WordPressの人気と普及率を考えると、このような脆弱性の影響は非常に広範囲に及ぶ可能性がある。プラグインのセキュリティアップデートの自動適用や、脆弱性スキャンの定期実行など、予防的なセキュリティ対策の重要性が増していくと考えられる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-10685, (参照 24-11-19).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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