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公開：2024-08-05

矯正歯科専門オンラインカルテ「b-align」とアソインターナショナルが連携、技工指示書のデジタル管理機能を実現し業務効率化へ

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• 矯正歯科専門オンラインカルテ「b-align」発表
• アソインターナショナルと技工指示書のデジタル管理連携
• 矯正歯科医療のDX化と業務効率向上を実現

矯正歯科専門オンラインカルテ「b-align」の機能と特徴

株式会社Braceは矯正歯科専門電子カルテ「b-align」を開発し、アソインターナショナルと技工指示書のデジタル管理機能で連携を実現した。この連携により、紙の技工指示書発送が不要となり、オンラインカルテ、技工指示書、デジタル受発注、関連データの一元管理が可能となっている。矯正歯科医やクリニックスタッフの管理工数の大幅な削減が期待される。^[1]

「b-align」の技工指示書ページでは、セット日、患者名、模型種類など多様な情報を管理できる。従来の紙の技工指示書と同様に、テキストだけでなく絵で指示内容を表現することも可能だ。さらに、技工指示内容をテンプレートとして保存できるため、頻繁に使用する発注装置の指示内容を素早く読み込むことができる。

また、「b-align」に保存されているSTLデータやクラウド3D模型サイトのURLとログイン情報を技工所と共有することで、STLデータのダウンロードとアップロード作業を省略して発注が可能となる。口腔内写真も自動的に共有できるため、技工士は豊富な情報を参照しながら技工作成を行うことができるのだ。

矯正歯科専門オンラインカルテ「b-align」の機能まとめ

矯正歯科専門オンラインカルテ「b-align」に関する考察

「b-align」の導入により、矯正歯科医療のデジタル化が進む一方で、データセキュリティの問題が新たに浮上する可能性がある。患者の個人情報や医療データがオンライン上で管理されるため、データ漏洩やサイバー攻撃のリスクに対する厳重な対策が求められるだろう。また、システムの安定性や信頼性の確保も重要な課題となり、突発的なシステム障害や通信トラブルへの対応策を十分に検討する必要がある。

今後追加してほしい機能としては、AIを活用した診断支援や治療計画の最適化が挙げられる。患者の口腔内データや過去の症例をAIが分析し、最適な矯正プランを提案する機能があれば、より精度の高い治療が可能になるだろう。また、患者向けのモバイルアプリと連携し、治療の進捗状況や自己管理のアドバイスを提供する機能も有用だ。

「b-align」の今後の展開としては、他の歯科分野への応用や、国際的な標準化への貢献が期待される。矯正歯科で培ったノウハウを一般歯科や口腔外科などにも拡張し、歯科医療全体のDX化を牽引する存在となる可能性がある。さらに、国際的な矯正歯科データの標準化を推進することで、グローバルな矯正歯科治療の質の向上に寄与することも期待できるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「矯正歯科専門オンラインカルテ「b-align」（ビーアライン）矯正歯科技工最大手アソインターナショナルへの技工発注が24年秋から実現 | 株式会社Braceのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000097498.html, (参照 24-08-06).

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