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公開：2024-11-20

三石ハイセラムが過熱蒸気式バイオ炭製造装置の販売を開始、廃棄物削減と脱炭素化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 三石ハイセラムが過熱蒸気式バイオ炭製造装置を販売開始
• 廃棄物の削減と脱炭素化に寄与する技術を提供
• 2024年9月にテストプラントを設置し試験製造が可能に

三石ハイセラムの過熱蒸気式バイオ炭製造装置の販売開始

株式会社三石ハイセラムは、廃棄物の削減と脱炭素化に向けた新たな取り組みとして過熱蒸気式バイオ炭製造装置の製造および販売を2024年11月19日より開始した。バイオ炭は有機物を高温で加熱し炭化させることで生成され、炭素を貯留することで大気への放出を防ぐ効果があるのだ。^[1]

三石ハイセラムの過熱蒸気式バイオ炭製造装置は燃焼機構を持たず電気で稼働する特徴を持ち、専任技術者の設定が不要なため導入が容易となっている。過熱蒸気の優れた熱伝導特性により処理速度が速く、設置スペースの縮小とランニングコストの削減に貢献することが可能だ。

三石ハイセラムは2024年9月に自社工場内にテストプラントを設置し、一時間あたり20kgのバイオ炭製造が可能となった。バイオ炭は農地土壌へ施用することで土壌改良効果が認められ、Jクレジット制度における炭素貯留プロジェクトの対象となっている。

バイオ炭製造装置の機能まとめ

バイオ炭製造装置の詳細はこちら

バイオ炭について

バイオ炭とは有機物を高温で加熱し、管理された酸素濃度下で炭化させて生成される物質のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 炭素の大気放出を防ぐ貯留効果がある
• 土壌の透水性、保水性、通気性を改善
• Jクレジット制度の対象となる

バイオ炭は有機物の成長時に取り込まれた炭素を安定的に貯留することができ、微生物処理や焼却処理時の大気放出を防ぐことが可能である。農地土壌への施用による土壌改良効果も認められており、作物収穫量の増加事例も報告されているのだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【脱炭素の切り札】株式会社三石ハイセラム、過熱蒸気式バイオ炭製造装置の製造販売を開始 | 株式会社三石ハイセラムのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000152507.html, (参照 24-11-20).

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