エルシオがオートフォーカス老眼鏡の開発をNEDO SBIR推進プログラムで実施、高齢者QOL向上と介護負担軽減に期待
PR TIMES より
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記事の要約
- エルシオがオートフォーカス老眼鏡の開発をNEDOが採択
- 自動でピントが合う液晶レンズ搭載のメガネを開発
- 高齢者のQOL向上と介護者の負担軽減を実現
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エルシオのオートフォーカス老眼鏡開発がNEDO SBIR推進プログラムに採択
株式会社エルシオは、液晶レンズを搭載した自動でピントが合うメガネの開発が、NEDOの2024年度SBIR推進プログラムに2024年11月18日採択された。このプログラムは研究開発型スタートアップの促進と研究成果の社会実装を目的としており、フェーズ1として研究開発の初期段階における概念実証や実現可能性調査が実施される予定だ。[1]
エルシオは2019年に設立された大阪大学発のスタートアップで、他社製品と比較して薄型で視野が広く度数を幅広く変更できる液晶レンズを開発している。オートフォーカス老眼鏡は介護が必要な高齢者に向けた世界初の製品となり、複数の老眼鏡を使い分ける必要性が解消されるだろう。
さらにエルシオの液晶レンズ技術はXR分野での視力調整にも活用が期待されており、多くの企業から注目を集めている。開発を加速させるため、COO候補や製品開発担当者など様々な人材の採用も強化しており、今後の展開が期待される。
オートフォーカス老眼鏡の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
開発企業 | 株式会社エルシオ(大阪大学発スタートアップ) |
主な特徴 | 薄型・広い視野・幅広い度数変更が可能 |
対象者 | 介護が必要な老眼者 |
期待効果 | メガネの掛け替え解消、介護者負担軽減 |
応用分野 | XR分野での視力調整 |
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液晶レンズについて
液晶レンズとは、液晶材料を用いて光の屈折率を電気的に制御することができる光学素子のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 電気的な制御で焦点距離を変更可能
- 機械的な可動部がなく小型化が容易
- 高速な応答性と低消費電力を実現
エルシオが開発する液晶レンズは、従来の製品と比較して薄型化と広い視野角を実現しており、老眼鏡としての実用性を高めている。さらにXR技術との親和性も高く、メタバースなどのデジタル空間における視力補正にも応用が期待されている。
オートフォーカス老眼鏡開発に関する考察
エルシオのオートフォーカス老眼鏡は、高齢化社会における視力補正の新たなソリューションとして期待できる。従来の老眼鏡では対応が難しかった介護施設での使用シーンにも対応可能となり、高齢者のQOL向上と介護者の負担軽減に大きく貢献するだろう。
ただし、液晶レンズの耐久性や電源管理、メンテナンス性などの実用面での課題解決が必要となる。特に介護施設での使用を想定した場合、落下や衝撃への対策、充電の簡便性、清掃のしやすさなども重要な要素となってくるだろう。
将来的にはAIやIoT技術との連携により、使用者の行動や環境に応じた最適な視力補正が自動で行われる機能の実装も期待される。さらにXR分野への展開も視野に入れることで、デジタルとリアルの両空間で快適な視覚体験を提供できる可能性を秘めている。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「「自動でピントが合うメガネ」を開発するエルシオ、NEDO「SBIR推進プログラム(一気通貫型)」に採択 | 株式会社エルシオのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000129643.html, (参照 24-11-20).
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