【CVE-2024-11241】code-projects Job Recruitment 1.0にSQLインジェクションの脆弱性、個人情報漏洩のリスクが深刻化
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記事の要約
- Job Recruitment 1.0にSQLインジェクションの脆弱性を発見
- reset.phpファイルでの引数eの操作で発生
- リモートから攻撃可能で既に公開済み
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code-projects Job Recruitment 1.0のSQLインジェクション脆弱性
VulDBは2024年11月15日、code-projects Job Recruitment 1.0にSQLインジェクションの脆弱性が存在することを公開した。reset.phpファイルにおける引数eの操作により発生する重大な脆弱性で、リモートからの攻撃が可能な状態にある。この脆弱性は【CVE-2024-11241】として識別され、既に一般に公開されている状態だ。[1]
この脆弱性はCVSS 4.0で6.9(MEDIUM)、CVSS 3.1および3.0で7.3(HIGH)と評価されており、深刻度の高い問題として認識されている。攻撃には特権やユーザーの操作が不要であり、機密性や整合性、可用性に影響を及ぼす可能性が指摘されているのだ。
TTMSTWという研究者によって報告されたこの脆弱性は、CWEによってSQL Injection(CWE-89)およびInjection(CWE-74)に分類されている。リモートからの攻撃が容易な状態であり、攻撃コードも公開されているため早急な対応が求められる状況となっているのだ。
Job Recruitment 1.0の脆弱性概要
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-11241 |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション(CWE-89)、インジェクション(CWE-74) |
影響を受けるバージョン | Job Recruitment 1.0 |
CVSS 4.0スコア | 6.9(MEDIUM) |
CVSS 3.1/3.0スコア | 7.3(HIGH) |
攻撃条件 | リモート実行可能、特権不要、ユーザー操作不要 |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのセキュリティ上の欠陥を突いて不正なSQLコマンドを実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の検証が不十分な場合に発生する脆弱性
- データベースの改ざんや情報漏洩のリスクがある
- Webアプリケーションで最も一般的な攻撃の一つ
Job Recruitment 1.0で発見された脆弱性は、reset.phpファイルの引数eに対する入力値の検証が不十分であることに起因している。攻撃者はこの脆弱性を利用してデータベースへの不正アクセスや改ざんが可能となり、個人情報の漏洩やシステムの破壊などの深刻な被害をもたらす可能性があるのだ。
Job Recruitment 1.0の脆弱性に関する考察
code-projects Job Recruitment 1.0における重大なセキュリティ上の欠陥は、オープンソースソフトウェアの品質管理における課題を浮き彫りにしている。特にSQLインジェクションという基本的な脆弱性が見過ごされていた点は、開発プロセスにおけるセキュリティレビューの重要性を再認識させる結果となったのだ。
今後同様の問題を防ぐためには、開発段階からのセキュリティ設計の徹底と定期的な脆弱性診断の実施が不可欠となる。特にユーザー入力を扱うWebアプリケーションでは、入力値のバリデーションやパラメータ化されたクエリの使用など、基本的なセキュリティ対策の実装を怠らないことが重要だろう。
また、オープンソースコミュニティ全体としても、コードレビューの体制強化やセキュリティガイドラインの整備が求められる。特にJob Recruitment系のアプリケーションは個人情報を扱う性質上、より厳密なセキュリティ対策が必要となるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11241, (参照 24-11-22).
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