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【CVE-2024-52423】Themify Builder 7.6.3にXSS脆弱性が発見、早急な対応が必要に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Themify Builderに深刻なXSS脆弱性が発見
  • 影響を受けるバージョンは7.6.3以前
  • CVSSスコアは6.5でミディアムレベルの深刻度

Themify Builder 7.6.3のXSS脆弱性問題

Patchstack OÜは2024年11月18日にWordPress用プラグインThemify Builderにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が発見されたことを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-52423】として識別されており、バージョン7.6.3以前のすべてのバージョンに影響を与えることが判明している。[1]

この脆弱性は入力の不適切な無害化によって引き起こされるストアドXSSの問題であることが確認されている。CVSSスコアは6.5でミディアムレベルの深刻度と評価されており、攻撃者は低い特権レベルで攻撃を実行できる可能性があるだろう。

SSVCの評価によると、この脆弱性は自動化された攻撃には対応していないものの、部分的な技術的影響があることが示されている。Patchstackのデータベースによると、この脆弱性はJoão Pedro Soares de Alcântara - Kinorthによって発見され報告された。

Themify Builder脆弱性の詳細まとめ

項目 詳細
CVE ID CVE-2024-52423
影響を受けるバージョン 7.6.3以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 クロスサイトスクリプティング(XSS)
CVSSスコア 6.5(ミディアム)
公開日 2024年11月18日
発見者 João Pedro Soares de Alcântara - Kinorth
脆弱性の詳細はこちら

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して悪意のあるスクリプトを注入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値を適切にエスケープせずに出力する脆弱性
  • 攻撃者がユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行可能
  • セッションハイジャックやフィッシング攻撃に悪用される可能性

Themify Builderで発見されたXSS脆弱性は、CVSSスコアが6.5と評価されており、攻撃者は低い特権レベルで攻撃を実行できる可能性がある。SSVCの評価によると自動化された攻撃には対応していないものの、部分的な技術的影響があることが示されており、早急な対応が必要とされている。

Themify Builder脆弱性に関する考察

Themify Builderの脆弱性対策として最も評価できる点は、発見後速やかに脆弱性情報が公開され、CVE IDが割り当てられたことである。一方で、WordPressプラグインの性質上、多くのウェブサイトに影響を与える可能性があり、攻撃者による悪用のリスクが懸念されるだろう。

今後予想される問題として、古いバージョンを使用し続けるユーザーの存在や、脆弱性の修正パッチ適用による既存機能への影響が考えられる。解決策としては、ユーザーへの迅速な通知システムの整備やパッチ適用前の十分なテスト環境の提供が重要になってくるだろう。

Themify Builderの開発チームには、セキュリティ監査の強化や脆弱性スキャンの定期的な実施など、予防的なセキュリティ対策の導入が期待される。特にユーザー入力値の適切なバリデーションやサニタイズ処理の徹底が、今後の重要な課題となるに違いない。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-52423, (参照 24-11-22).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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