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公開：2024-11-24

LiquidとRAKUVISAが業務提携、外国人ビザ更新手続きのデジタル化で95%の時間削減を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• GPASSとRakuVisaが業務提携し手続き時間を95%削減
• 在留資格更新手続きがオンラインで完結可能に
• 法人向けサービスを9,800円で提供予定

GPASSとRakuVisaの業務提携による外国人ビザ手続きのデジタル化

ELEMENTSグループのLiquidとRAKUVISA株式会社は、外国人向けデジタルIDウォレットGPASSと行政書士サポート付きビザオンライン申請システムRakuVisaの業務提携を2024年11月22日に発表した。在留外国人の増加に伴い審査日数が長期化している現状を受け、外国人の在留資格更新手続きの効率化を目指す取り組みを開始したのである。^[1]

国内における外国人労働者数は過去最高の200万人を超え、2040年には688万人の労働力が必要と試算されている中で、在留資格更新の審査日数は2024年度第2四半期で前年比75%増の35.0日まで延びている現状がある。この状況を受け、外国人本人と雇用事業者双方の負担を軽減するため、ミスのない申請をオンラインで行える環境を整備することになった。

GPASSとRakuVisaの連携により、GPASSユーザーは在留カード情報を利用して本人情報入力と情報アップロードをスキップすることが可能になる。従来の紙申請と比較して手続き時間が95%削減され、RakuVisaのみを利用する場合と比較しても40%の時間削減を実現している。

GPASSとRakuVisaの連携機能まとめ

RakuVisaの詳細はこちら

在留資格更新について

在留資格更新とは、外国人が日本での在留期間を延長するために必要な行政手続きのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 複数の申請書類および添付書類が必要
• 書類作成の複雑さと煩雑さが課題
• 審査期間の長期化が問題

出入国在留管理庁の統計によると、在留資格取得等の申請受理件数は2024年度第1四半期で前年比35%増の146万件に達している。在留資格更新の平均審査日数も2024年度第2四半期で前年比75%増の35.0日まで延びており、手続きの効率化が急務となっている。

GPASSとRakuVisa連携に関する考察

GPASSとRakuVisaの連携は、増加する外国人労働者の行政手続きの効率化という観点で重要な一歩となる。特に在留資格更新の手続き時間を95%削減できる点は、外国人本人と雇用事業者双方の業務効率化に大きく貢献するだろう。

今後の課題として、システムの安定性とセキュリティの確保が重要になってくる。大量の個人情報を扱うため、データの暗号化や不正アクセス対策など、セキュリティ面での継続的な改善が必要になるはずだ。

法人向けサービスの展開においては、価格設定の妥当性と導入支援の充実度が重要な要素となる。特に中小企業でも導入しやすい価格帯を維持しながら、手厚いサポート体制を構築することで、より多くの企業での活用が期待できるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「外国人のビザ更新手続きを効率化、手続き時間を95％削減 | RAKUVISA株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000047817.html, (参照 24-11-24).

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