豊和銀行とコープおおいた、NEXYZが脱炭素で独自連携を開始、省エネ設備導入で環境基金への拠出を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

豊和銀行とコープおおいた、NEXYZが脱炭素で独自連携を開始
NEXYZのZEROサービス利用で環境基金への拠出が実現
地域経済の活性化と環境保全活動の推進を目指す

3社による脱炭素化推進の独自連携が始動

株式会社NEXYZは豊和銀行およびコープおおいたと連携し、2024年11月25日より地域経済の活性化と脱炭素化および環境保全活動を推進する取り組みを開始した。NEXYZが提供している省エネ設備導入支援サービス「ネクシーズZERO」を、豊和銀行とコープおおいたの取引先企業へ提案し、成約金額の一部をコープおおいたの環境基金へ拠出することで環境活動や助成事業に活用する仕組みを構築している。^[1]

NEXYZは業務用設備を初期投資0円で導入できる「ネクシーズZERO」を通じて、LED照明や空調設備、厨房機器、ハウス農業設備など50万アイテム以上を取り扱っている。見積書作成からCO₂排出削減量の試算、商品選定、工事手配、施工管理、アフターサポートまでを一貫して提供し、契約期間中の月額料金支払い完了後は顧客に所有権が移転する仕組みを確立した。

豊和銀行は「Vサポート」と呼ばれる課題解決支援業務を通じて、地元企業への深い理解とヒアリング力を活かした課題解決を提供している。特に中小企業の脱炭素化推進において、豊和銀行のコンサルティング力とファイナンス力が重要な役割を果たすことが期待されている。

3社連携による環境基金の活用まとめ

項目	詳細
開始日	2024年11月25日
連携企業	豊和銀行、コープおおいた、NEXYZ
主なサービス	ネクシーズZERO（省エネ設備導入支援）
取扱商品数	50万アイテム以上
環境基金の用途	環境活動、助成事業、里山保全研究支援など

エンベデッド・ファイナンスについて

エンベデッド・ファイナンスとは、設備投資の需要がありながら資金面での課題を抱える事業主に対して、金融サービスを組み込んで提供する仕組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

初期投資を抑えた月額料金制での設備導入が可能
金融サービスと実務サービスが一体化した提供形態
契約完了後の所有権移転による資産形成支援

ネクシーズZEROのサービスでは、このエンベデッド・ファイナンスの考え方を活用し、企業の設備投資における資金面の課題を解決している。特に省エネ設備の導入においては、初期費用の負担軽減と環境への貢献を両立させる重要な役割を果たしている。

3社連携による環境保全活動に関する考察

豊和銀行とコープおおいた、NEXYZの連携は、地域経済と環境保全の両立という観点で画期的な取り組みといえる。特に初期投資なしでの省エネ設備導入を可能にする仕組みは、中小企業の脱炭素化への大きな後押しとなることが期待されるが、設備導入後の運用やメンテナンスに関する継続的なサポート体制の構築が今後の課題となるだろう。

環境基金を活用した地域貢献の仕組みは、企業活動と環境保全を結びつける重要な役割を果たすことが期待される。ただし、基金の運用や使途の透明性確保、効果測定の方法など、持続可能な仕組みとするための体制整備が必要になってくるだろう。

今後は省エネ設備導入による具体的なCO₂削減効果の可視化や、環境基金を通じた地域環境保全活動の成果報告など、取り組みの効果を定量的に示していくことが重要となる。さらに他地域への展開も視野に入れた場合、地域特性に応じた柔軟なモデル構築が求められるだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「豊和銀行×コープおおいた×NEXYZ.が脱炭素で独自連携　企業の省エネ設備導入でサービス料金を「環境基金」へ拠出 | 株式会社NEXYZ.Groupのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000051187.html, (参照 24-11-27).

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