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公開：2024-12-03

bestatがRICOH360と3D自動生成技術で協業、建設業のデジタルツイン構築を効率化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• bestatがRICOH360と連携し3D自動生成技術を提供開始
• 360度カメラで撮影した動画から高精度3Dモデルを自動生成
• 建設業のデジタルツイン構築を効率化

bestatとRICOH360の3Dデータ生成技術協業開始

bestat株式会社は、株式会社リコーが提供する「RICOH360」プラットフォームおよび360度カメラ「RICOH THETA」と連携した3Dモデルの生成・活用技術の提供を2024年12月2日より開始した。独自開発のAIアルゴリズムを活用することで、RICOH THETA XまたはZ1で撮影した映像から精緻な3Dデータを自動生成することが可能になったのだ。^[1]

建設業界において360度カメラの活用が進む中、従来の無料アプリによる3Dデータ生成では形状とテクスチャの精度が不十分であり、大幅な手直しが必要となっていた。bestatが開発したクラウド型ソフトウェア「3D.Core」は、東京大学発の最先端AIアルゴリズムを駆使することで、高品質な3Dデータの自動生成を実現している。

bestatの松田尚子代表取締役は、日本のインフラ設備の老朽化や建設業界の労働力不足という課題に対し、3Dデータの活用が重要な解決策になると指摘している。この技術により、現場に行かなくても設備の状態を詳細に把握できるようになり、効率的な保守管理が可能になるだろう。

3D.Coreの主要機能まとめ

bestatの詳細はこちら

デジタルツインについて

デジタルツインとは、現実世界の物理的な対象をデジタル空間上に再現する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 物理的な対象をデジタル空間に精密に再現
• リアルタイムでのデータ収集と分析が可能
• 予測シミュレーションや最適化に活用

建設業界においてデジタルツインは、現場の状況をリアルタイムで把握し、効率的な管理や意思決定を支援する重要なツールとなっている。3D.Coreによって高精度な3Dデータを容易に生成できるようになったことで、建設現場のデジタルツイン構築がより簡単になり、業務プロセスの効率化が期待できる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「bestatが提供する、3Dを自動で生成・活用できるクラウド型ソフトウェア「3D.Core」が、リコーの「RICOH360」プラットフォーム事業と協業を開始 | bestat株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000091105.html, (参照 24-12-03).

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