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公開：2024-08-08

セキュアのAI STORE LAB 2.0が1周年、決済精度99%とSKU数2倍に進化し省人化と万引き対策を両立

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• SECURE AI STORE LAB 2.0が開業1周年を迎える
• 決済精度99%以上、SKU数が2倍に増加
• AIを活用したリテールDX推進と省人化を実現

セキュアのAI STORE LAB 2.0が1周年を迎え進化

株式会社セキュアが運営するSECURE AI STORE LAB 2.0が2024年7月3日に開業から1周年を迎えた。この期間中、ハード面とソフト面の両方で実証を重ね、精度向上に努めた結果、取り扱いSKU数はオープン当初の2倍となり、決済精度は99%を超える水準に到達している。AIを活用したリテールDXの推進により、省人化運営と万引き対策の両立を目指している。^[1]

AI STOREの特徴は、棚の重量センサーを使用せず、天井に設置したカメラの映像をAIで解析することで運用できる点にある。この方式により、既存の什器を活用した導入が可能となり、レジ待ちの解消や省人化運営、万引き防止などの効果が期待できる。さらに、在庫把握や消費者の購買行動分析など、マーケティングにも活用できるソリューションの開発・提供を目指している。

セキュアは、AI STOREを通じて獲得したノウハウを活かし、適正価格での無人レジレス店舗設備の開発を進めている。今後は、スタジアムやドーム内のグッズショップ、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ショッピングモールなど、様々な場所での展開が期待される。AIを活用したDXの推進や自社のAI開発を加速させ、安心安全でスマートな社会作りの実現を目指している。

SECURE AI STORE LAB 2.0の特徴まとめ

SKUについて

SKUとは、Stock Keeping Unitの略称で、在庫管理上の最小の品目数を数える単位を指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 一つのアイテムを細分化した単位で管理
• サイズ、パッケージ、カラー、内容量などで分類
• 在庫管理や販売分析の効率化に貢献

SKUは小売業やeコマース業界において重要な概念であり、効率的な在庫管理や販売戦略の立案に不可欠な要素となっている。SECURE AI STORE LAB 2.0においても、SKU数の増加は取り扱い商品の多様化を示すと同時に、AIによる在庫管理と販売分析の精度向上にも寄与していると考えられる。これにより、消費者ニーズに合わせた品揃えの最適化や、効率的な在庫回転が可能になるだろう。

AI STOREの今後に関する考察

AI STOREの技術が進化し、より多くの場所で採用されるにつれ、プライバシーの問題が顕在化する可能性がある。カメラによる常時監視は、顧客の行動を詳細に分析できる一方で、個人情報の取り扱いに関する懸念を引き起こす可能性がある。このため、顧客のプライバシーを保護しつつ、効果的なデータ活用を両立させる技術やガイドラインの整備が今後の課題となるだろう。

今後追加してほしい新機能としては、AIによる顧客の購買行動予測と連動した商品レコメンデーション機能が挙げられる。顧客の過去の購買履歴やリアルタイムの行動データを分析し、個々の顧客に最適な商品を提案することで、顧客満足度の向上と売上増加につながる可能性がある。また、環境への配慮から、商品のパッケージや店舗設備の省資源化にAIを活用する取り組みも期待されている。

AI STOREの今後に期待したいのは、単なる無人店舗としての機能にとどまらず、地域コミュニティのハブとしての役割を果たすことだ。例えば、AI STOREが収集したデータを活用して、地域の消費傾向や需要を分析し、地元生産者や小規模事業者との連携を強化することで、地域経済の活性化に貢献できる可能性がある。また、災害時の物資供給拠点としての機能を持たせるなど、社会インフラとしての価値を高めていくことも重要である。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「レジレス無人店舗「SECURE AI STORE LAB 2.0」開業から1周年で決済精度99%（※1）、SKU（※2）数は2倍に | 株式会社セキュアのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000052942.html, (参照 24-08-08).

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