山善が新物流拠点にLexxPlussの自動搬送ロボットを導入、物流効率化と2024年問題への対応を目指す
PR TIMES より
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記事の要約
- 山善が新物流拠点「新ロジス大阪」を開設
- LexxPlussの自動搬送ロボットLexx500を導入
- 台車搬送の自動化で業務効率化を実現
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山善の新物流拠点「新ロジス大阪」にLexxPlussの自動搬送ロボットを導入
株式会社山善は2024年11月に一部稼働開始予定の新物流拠点「新ロジス大阪」に、株式会社LexxPluss製の自動搬送ロボット「Lexx500」および台車脱着アタッチメント「LexxTug」を導入することを発表した。この導入により、施設内における6輪台車の搬送を自動化し、業務効率化による労力削減を実現する計画だ。[1]
山善の現在の物流拠点「ロジス大阪」では、ピッキング後の搬送作業に時間と労力がかかり、トラックの荷待ち時間に影響を与えていた。Lexx500は2次元コードによる軌道走行と自律走行の特長を併せ持つため、現場に合わせた庫内物流の自動化が可能となる。LexxTugを使用することで、台車の脱着・搬送を一貫して自動化できるのだ。
この自動搬送ソリューションの導入により、新ロジス大阪拠点内のピッキング後の地点間搬送作業が自動化され、商品の搬送時間と労力の大幅な削減が期待できる。さらに、トラックドライバーの荷待ち時間短縮にも繋がり、2024年問題への対応も視野に入れている。LexxTugは既存の台車を無改造で自動搬送でき、最大可搬重量500kg、最大速度1.2m/sの性能を持つ。
LexxTugの主な特徴まとめ
仕様 | 対応台車 | 機能 | |
---|---|---|---|
最大牽引能力 | 500kg | かご台車(小型・大型)、6輪台車 | 自動連結機能 |
最大速度 | 1.2 m/s(約時速4.3km/h) | 台車の端部高さ:175mm - 220mm | 自動連結解除機能 |
台車改造 | 不要 | 台車の端部寸法:L字フレーム L50 - H 40mm | 緊急停止ボタン |
安全機能 | 緊急停止ボタン、台車検知機能 | 把持位置の高さ調整可能 | 台車検知機能 |
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自動搬送ロボットについて
自動搬送ロボットとは、人の介在なしに物品を自動的に運搬する機械システムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 事前にプログラムされた経路や環境センサーを用いて自律的に移動
- 物流センターや工場などで人手不足解消や効率化に貢献
- AGV(自動誘導車)とAMR(自律移動ロボット)の2種類が一般的
自動搬送ロボットは、物流や製造業界において人手不足解消や作業効率化のための重要なツールとなっている。AGVは床に埋め込まれた磁気テープや反射板などを基に移動するのに対し、AMRはセンサーやカメラを用いて周囲の環境を認識し、自律的に経路を決定して移動する。Lexx500のような最新の自動搬送ロボットは、両者の利点を組み合わせることで、より柔軟で効率的な運用を可能にしている。
LexxTugによる物流自動化に関する考察
LexxTugの導入により、物流センター内の作業効率が大幅に向上することが期待されるが、同時に新たな課題も生じる可能性がある。例えば、自動搬送システムと人間の作業者との安全な共存や、突発的な状況への対応能力の向上などが挙げられるだろう。これらの課題に対しては、センサー技術の更なる高度化や機械学習を活用した状況判断能力の向上が求められる。
今後、LexxTugのような自動搬送ソリューションには、より高度な荷物認識機能やリアルタイムの在庫管理システムとの連携が期待される。例えば、AIを活用した最適な搬送ルートの動的な計算や、荷物の重量や形状に応じた最適な搬送方法の自動選択など、より知的な機能の実装が望まれるだろう。これにより、物流センター全体の効率性と柔軟性が更に向上する可能性がある。
LexxTugのような自動搬送ソリューションの普及は、物流業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる可能性が高い。人手不足や働き方改革への対応、さらには環境負荷の低減など、物流業界が直面する様々な課題解決に貢献することが期待される。今後は、このような技術の導入を通じて、より効率的で持続可能な物流システムの構築が進むだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「株式会社山善の新拠点『新ロジス大阪』にかご台車・6輪台車自動搬送ソリューション「Lexx500」導入が決定 | 株式会社LexxPlussのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000056714.html, (参照 24-08-08).
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