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ナイコムがGRADOの最上位ヘッドフォンSignature HP100 SEを発売、新開発ドライバーと着脱式ケーブルを採用し音質と使い勝手を向上

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 米GRADOの新フラッグシップヘッドフォンが12月19日発売
  • 新設計52mm口径ダイナミックドライバーを搭載
  • GRADOで初となる着脱式ケーブルを採用

GRADOの最新フラッグシップヘッドフォン発売が決定

ナイコムは米国のヘッドフォンメーカーGRADOの新しいフラッグシップモデル「Signature HP100 SE」を2024年12月19日に396,000円で発売することを発表した。このモデルは新開発の52mm口径ダイナミックドライバーを搭載し、優れた高域の解像度と中域の滑らかさを実現している。[1]

Signature HP100 SEは特別に処理されたアルミニウムから削り出されたハウジングを採用し、スペースグレイ仕上げで製品名が刻印されている。GRADO史上初となる着脱式ケーブルシステムを採用し、12芯スーパーアニールケーブルによって高純度な信号伝送を可能にしている。

ヘッドバンドアセンブリも大幅に改良され、緩衝材を従来比50%増量することで長時間の使用でも快適な装着感を実現した。イヤーパッドには大型のEar Pad Gを標準装備し、Ear Pad Fも付属することで音質のカスタマイズにも対応している。

Signature HP100 SEの主要スペック

項目 詳細
形式 オープンエア
ドライバー 52mm口径ダイナミックドライバー
周波数特性 3.5 - 51.5kHz
インピーダンス 38Ω
感度 117dB
重量 約520g(ケーブル除く)

ダイナミックドライバーについて

ダイナミックドライバーとは、振動板を電磁力で駆動させて音を発生させる方式のスピーカーユニットのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 幅広い周波数帯域の再生が可能
  • 高い音圧レベルを実現できる
  • 優れた低域再生能力を持つ

Signature HP100 SEに搭載された52mm口径のダイナミックドライバーは、レアアース合金を使用した高磁束磁気回路と軽量銅メッキアルミニウム製ボイスコイルを組み合わせることで、優れたトランジェント特性を実現している。新開発のペーパー・コンポジット・コーンと組み合わせることで、高い解像度と自然な音場表現を両立している。

Signature HP100 SEに関する考察

GRADOが新フラッグシップモデルで着脱式ケーブルを採用したことは、ユーザビリティの向上という観点から重要な進化と言える。将来的に4ピンXLR端子や4.4mmプラグなどのバランス接続オプションが追加される予定であることから、様々な機器との組み合わせが可能になるだろう。

ヘッドバンドの改良によって長時間使用時の快適性が向上したことは、ハイエンドヘッドフォン市場における重要な差別化要素となり得る。2種類のイヤーパッドを付属することで音質のカスタマイズが可能になったことも、ユーザー体験の向上に大きく寄与するだろう。

396,000円という価格帯は国内外の競合製品と比較しても決して安価ではないが、ブルックリン本社での手作業による製造や新開発のドライバー技術を考慮すると、プレミアムオーディオ製品として十分な価値を提供している。今後はバランス接続対応ケーブルの早期展開が期待される。

参考サイト

  1. ^ ナイコム株式会社. 「Signature HP100 SE – ナイコム株式会社」. https://knicom.co.jp/product/hp100se/, (参照 24-12-13).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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