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公開：2024-12-12

マルチブックのmultibookがマレーシアe-Invoice制度に対応、MyInvoisPortalへの一括アップロードで業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• multibookがマレーシアe-Invoice制度に標準対応
• MyInvoisPortalへの一括アップロード機能を実装
• 2025年7月から全ての在マレーシア企業に導入必須

マルチブックのmultibookがマレーシアe-Invoice制度に対応

株式会社マルチブックは、グローバルクラウドERPサービス「multibook」がマレーシアの国要件であるe-Invoice制度に対応したことを2024年12月10日に発表した。マレーシアでは2024年6月から段階的にe-Invoice制度の導入が開始され、請求書発行者は取引ごとに請求情報を税務当局に電子申請し認証を受ける必要が生じている。^[1]

multibookは税務当局が提供するウェブアプリ「MyInvoisPortal」への一括アップロードファイル出力機能を標準開発したことで、電子請求書の認証申請作業の効率化を実現している。MyInvoisPortalのアップロードフォーマットは11シートで構成されており、手作業での作成には多大な時間を要することが課題であった。

マレーシアのe-Invoice制度は2025年7月1日以降、基本的にすべての事業者での導入が義務付けられている。multibookによって効率性の向上、作業時間の短縮、エラーリスクの軽減が可能となり、在マレーシア企業の業務効率化を支援する体制が整った。

マレーシアe-Invoice制度の概要

multibookの詳細はこちら

電子請求書制度について

電子請求書制度とは、従来の紙による請求書に代わり、デジタル形式で請求書の発行や管理を行う仕組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 取引の透明性向上と税務管理の効率化が可能
• 請求書データの電子化による業務効率の向上
• ペーパーレス化による環境負荷の低減

マレーシアの電子請求書制度では税務当局への認証申請が必要となるため、企業は効率的な対応が求められている。multibookのようなERPシステムを活用することで、複雑な電子請求書の作成や申請作業を自動化し、業務負担を大幅に軽減することが可能だ。

マレーシアe-Invoice制度に関する考察

マレーシアのe-Invoice制度対応において、multibookのような一括アップロード機能は業務効率化の観点で重要な役割を果たすことが期待される。特に11シートという複雑なフォーマットへの対応が標準機能として実装されたことは、導入企業の作業負担を大幅に軽減する可能性が高いだろう。

今後の課題として、システムの安定性や税務当局のシステムとの互換性の維持が挙げられる。制度の運用が本格化するにつれて、より多くの企業がシステムを利用することになるため、処理能力やセキュリティ面での対応が必要になってくるだろう。

将来的には、AIやRPAなどの技術を活用した自動化機能の拡充が期待される。電子請求書のデータを活用した経営分析や、他国の電子請求書制度への対応など、グローバルな事業展開を支援する機能の追加も見込まれるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「マルチブック、マレーシア e-Invoice(電子請求書制度)に標準対応 | 株式会社マルチブックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000150.000015843.html, (参照 24-12-12).

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