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公開：2024-12-28

TriOrbが開発した360度球体移動モジュール「TriOrb BASE」が九州・山口ベンチャーマーケット2024でW受賞、製造現場の自動化に革新をもたらす

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• TriOrbが九州・山口ベンチャーマーケット2024で大賞とNICT賞を受賞
• 360度球体移動モジュール「TriOrb BASE」を開発
• 製造現場の搬送効率化と自動化を実現する新技術

TriOrb BASEの革新的な球体移動技術が製造現場を変革

北九州市に本社を置く株式会社TriOrbは、2024年12月26日に「九州・山口ベンチャーマーケット2024」において大賞とNICT賞のダブル受賞を果たした。360度球体移動を実現する革新的な移動機構「TriOrb BASE」は、従来の車輪式やオムニホイール式とは異なる独自の駆動方式を採用している。^[1]

製造現場における生産ラインの柔軟性と効率性を向上させる「TriOrb BASE」は、陸上のドローンのような自由な移動と高精度な位置決めを実現している。高耐荷重設計により、単独での搬送から複数台での長尺物や重量物の搬送まで幅広い用途に対応可能だ。

顧客の要望に応じてカスタマイズ可能な「TriOrb BASE」は、専用搬送設備を必要としない柔軟な生産体制の構築を可能にする。製造業界が直面する変種変量生産への対応や労働人口減少の課題解決に向けて、DX推進の新たな選択肢となっている。

TriOrb BASEの特徴まとめ

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球体移動機構について

球体移動機構とは、球体を駆動部として利用する革新的な移動システムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 全方向への自由な移動が可能な360度移動性能
• 高精度な位置制御と安定した走行性能
• 従来の車輪式やオムニホイール式と比較して優れた機動性

TriOrb BASEの球体移動機構は、製造現場における搬送作業の効率化に大きく貢献する可能性を秘めている。専用の搬送設備が不要となることで、設備投資の削減や生産ラインの柔軟な変更が可能になり、多品種少量生産にも効果的に対応できる。

TriOrb BASEに関する考察

球体移動技術を活用したTriOrb BASEは、製造現場における搬送作業の革新的なソリューションとして高い評価を得ている。従来の固定式生産ラインからの脱却を可能にし、生産設備のレイアウト変更や生産品目の切り替えにも柔軟に対応できる点は、製造業のDX推進において重要な役割を果たすだろう。

今後の課題として、複数台のTriOrb BASE間の連携制御や障害物回避などの高度な制御技術の確立が挙げられる。これらの技術課題を克服することで、より効率的な生産システムの構築が期待できるが、安全性の確保や既存の生産設備との統合も重要な検討事項となる。

将来的には、AIやIoT技術との連携による自律的な搬送システムの実現も視野に入れることが可能だ。製造現場のデジタル化が進む中、TriOrb BASEは次世代の生産システムの重要な構成要素となる可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「360°球体移動スタートアップのTriOrb、「九州・山口ベンチャーマーケット2024」のピッチコンテストで「大賞」「NICT賞」W受賞 | 株式会社 TriOrbのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000120742.html, (参照 24-12-28).

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