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公開：2025-01-29

AndTechが高分子材料の結晶制御ウェビナーを開講、京都工芸繊維大学の細田覚氏が登壇し最新知見を解説

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• AndTechが高分子材料の結晶制御に関するZoomセミナーを開講
• 京都工芸繊維大学の細田覚氏が講師として登壇
• ポリオレフィンの基礎から応用までを解説予定

AndTechが高分子材料の結晶制御セミナーを2月に開講

株式会社AndTechは研究開発支援サービスの一環として、高分子材料の結晶制御に関するZoomセミナーを2025年2月25日に開講することを発表した。高まり続ける高分子材料での課題解決ニーズに応えるべく、京都工芸繊維大学長もちの科学開発センターシニアフェローの細田覚氏を講師として招聘している。^[1]

本セミナーではポリエチレンやポリプロピレンの分子構造と結晶構造の基礎知識から、それらと衝撃強度などの機械物性との関係性について詳しく解説が行われる予定だ。さらに機械的物性との関連で特に重要となる非晶相のタイ分子についても、その各種評価方法について説明が加えられることになっている。

講師を務める細田覚氏は元住友化学の研究者であり、高分子材料の結晶構造制御における第一人者として知られている。インフレーションフィルム加工やTダイ押出し加工、射出成形などの加工による高次構造形成過程についても、その構造に基づく物性の異方性や光学的性質などについて解説を行う予定となっている。

ウェビナーの概要情報

セミナーの詳細はこちら

タイ分子について

タイ分子とは、高分子材料における結晶領域と非晶領域を繋ぐ分子鎖のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 結晶領域と非晶領域を物理的に連結する役割を持つ
• 機械的強度や耐久性能に大きな影響を与える
• ESRや赤外分光法、Raman分光法などで評価可能

タイ分子は高分子材料の機械的物性を決定する重要な要素として注目されており、その制御は材料の高性能化において重要な課題となっている。特にポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系材料では、タイ分子の量や分布を最適化することで、材料の機械的強度や耐久性を大幅に向上させることが可能になっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「02月25日(火) 　AndTech　WEBオンライン「高分子材料の結晶構造、タイ分子と物性、構造制御、高性能化の分子設計及び高分子加工プロセスへの展開」Zoomセミナー講座を開講予定 | 株式会社ＡｎｄＴｅｃｈのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001025.000080053.html, (参照 25-01-29).

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