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公開：2025-02-01

Data API builder 1.4がHot Reload機能を搭載、開発者の設定変更作業が大幅に効率化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Data API builder、Hot Reload機能の搭載を発表
• 設定ファイルの変更がエンジン再起動不要で即反映可能に
• 開発者の生産性向上とワークフロー効率化を実現

Data API builder 1.4のHot Reload機能によって開発効率が向上

Microsoft社は、データベース向けREST/GraphQLエンドポイント生成ツールData API builder（DAB）に、Hot Reload機能を2025年1月30日に追加した。Hot Reload機能により設定ファイルの変更がエンジンの再起動なしで即座に反映されるようになり、開発者の生産性向上に大きく貢献している。^[1]

Data API builderはAzure、オンプレミス、コンテナ環境など、様々な場所に配置されたSQL、Postgres、Cosmos、MySQLなどのデータベースに対して、セキュアなRESTおよびGraphQLエンドポイントを作成することが可能だ。設定ファイルの変更によってREST APIやGraphQLスキーマの調整、認証設定の変更などがシームレスに行えるようになった。

Microsoft社は今後のバージョン1.4リリースにおいて、プロダクション環境でもログレベルの調整をHot Reloadで可能にする機能を導入する予定だ。Application Insightsへのログ出力レベルを実行中のエンジンを停止することなく変更できるようになり、本番環境でのデバッグ作業が効率化される。

Data API builderの機能まとめ

Data API builderの詳細はこちら

Hot Reloadについて

Hot Reloadとは、アプリケーションを実行中に設定やコードの変更を即座に反映させる機能のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• エンジンの再起動が不要で変更がリアルタイムに反映
• 開発サイクルの短縮化と開発者の生産性向上に貢献
• エラー発生時は自動的に最後の正常設定に復帰

Data API builderのHot Reload機能は、開発モードでのみ有効となり、本番環境では無効化される仕様となっている。セキュリティを考慮した設計により、不正なアクセスによる設定変更を防止し、ログ監視の信頼性を確保することが可能だ。

Data API builder 1.4のHot Reload機能に関する考察

Hot Reload機能の導入により、開発者はREST APIやGraphQLスキーマの調整、認証設定の変更などをエンジンの再起動なしで即座に確認することが可能になった。特にマルチデータストアの環境では、複数の設定ファイルやCosmos DBのスキーマファイルの変更にも対応しており、開発効率の大幅な向上が期待できるだろう。

プロダクション環境でのHot Reloadは、セキュリティリスクを考慮して制限されているが、次期バージョンではログレベルの調整機能が追加される予定だ。Application Insightsへのログ出力レベルを実行中に変更できることで、本番環境でのトラブルシューティングがより効率的になることが予想される。

今後はHot Reload機能の更なる拡張により、データベースのスキーマ変更やストアドプロシージャの更新にも対応することが望まれる。Data API builderの進化によって、クラウドネイティブな開発環境がより一層充実したものになることが期待できるだろう。

参考サイト

1. ^ Microsoft Visual Studio. 「Hot Reload in Data API builder Now Available - Azure SQL Devs’ Corner」. https://devblogs.microsoft.com/azure-sql/hot-reload-in-data-api-builder-now-available/, (参照 25-02-01).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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