【CVE-2025-1615】FiberHome AN5506-01A ONU GPON RP2511にXSS脆弱性、ベンダー応答なく対応が遅延
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記事の要約
- FiberHome AN5506-01A ONU GPONにXSS脆弱性を発見
- NAT SubメニューのDescription引数で攻撃が可能
- VulDBが2025年2月24日に脆弱性情報を公開
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FiberHome AN5506-01A ONU GPON RP2511のXSS脆弱性
VulDBは2025年2月24日、FiberHome AN5506-01A ONU GPON RP2511のNAT Submenuコンポーネントにクロスサイトスクリプティング脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は【CVE-2025-1615】として識別されており、Description引数の操作によってリモートから攻撃が可能となっている。[1]
この脆弱性はCWE-79のクロスサイトスクリプティングとCWE-94のコードインジェクションに分類されており、CVSS 4.0では攻撃の複雑さが低く特権が必要とされるため、深刻度は中程度の4.8点と評価されている。VulDBはベンダーに早期に連絡を試みたが、現時点で応答はないとされている。
CVSS 3.1および3.0では、ネットワークからのアクセスが可能で攻撃の複雑さが低いものの、高い特権レベルとユーザーの関与が必要とされることから、深刻度は低い2.4点と評価されている。この脆弱性は主に整合性に影響を与える可能性があるとされている。
FiberHome AN5506-01A ONU GPON RP2511の脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-1615 |
CWE分類 | CWE-79(XSS)、CWE-94(コードインジェクション) |
CVSS 4.0スコア | 4.8(中) |
CVSS 3.1/3.0スコア | 2.4(低) |
影響を受けるバージョン | RP2511 |
報告者 | Fergod(VulDBユーザー) |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる問題を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- ユーザーのセッション情報や個人情報が漏洩するリスクがある
FiberHome AN5506-01A ONU GPON RP2511で発見された脆弱性は、NAT SubメニューのDescription引数に悪意のあるスクリプトを注入できる問題である。この種の脆弱性は適切な入力値のバリデーションやエスケープ処理を実装することで防ぐことができるが、ベンダーからの応答がない状態が続いている。
FiberHome AN5506-01A ONU GPON RP2511の脆弱性に関する考察
今回発見された脆弱性は、攻撃の複雑さが低く特権が必要とされる点から、直接的な影響は限定的である可能性が高い。しかしながら、ベンダーからの応答がない状況は深刻であり、脆弱性が長期間にわたって修正されない可能性があることから、システム管理者は代替の保護措置を検討する必要があるだろう。
今後の課題として、ベンダーとセキュリティ研究者のコミュニケーション改善が挙げられる。脆弱性の報告から修正プログラムの提供までのプロセスを標準化し、透明性を確保することで、より効果的な脆弱性管理が可能になるはずだ。
この種の機器におけるセキュリティ強化には、入力値の検証やサニタイズ処理の徹底が不可欠である。特に通信機器の場合、攻撃が成功するとネットワーク全体に影響を及ぼす可能性があるため、今後はセキュリティ機能を標準搭載した製品開発が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1615, (参照 25-03-07).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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