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公開：2025-03-07

三和商事が没入型VR防災コンテンツを開発、えどがわ防災フェア2025で火災からの脱出体験を初披露

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 三和商事がVR防災コンテンツ「火災からの脱出体験」を開発
• えどがわ防災フェア2025で初お披露目を実施予定
• Meta Questを使用した没入型VRで地震・火災を体験可能

三和商事による没入型VR防災体験コンテンツの新規開発

三和商事株式会社は、没入型VRを活用した防災コンテンツ「火災からの脱出体験」を2025年3月9日に東京都江戸川区で開催される防災イベント「えどがわ防災フェア2025」にて初披露することを発表した。XR技術を活用した防災コンテンツとしては2作目となり、Meta Questを使用して震度7の地震による停電や火災からの避難を体験できる仕様となっている。^[1]

三和商事は防災イベント「えどがわ防災フェア2025」の実行委員としても参画しており、VRコンテンツを含む防災アトラクションや防災用品の展示による『ぼうさい村』を展開する。防災用品メーカーなど24社とともに、来場者の防災意識向上と自助の意識醸成に向けた取り組みを実施していく方針だ。

イベントでは防災クイズなどのステージ企画も実施され、子供から高齢者まで幅広い層に向けた防災知識の向上を図る。VRコンテンツの体験は1回1,000円、またはぼうさい村での5,000円以上の購入で1回無料となり、7歳以上から体験が可能となっている。

えどがわ防災フェア2025開催概要

XRについて

XRとは「クロスリアリティ」の略称で、現実世界と仮想世界を融合させて新しい体験を創造する技術の総称を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• VR（仮想現実）、AR（拡張現実）などの技術を包括
• 現実空間と仮想空間を組み合わせた体験を提供
• 教育、訓練、エンターテインメントなど幅広い分野で活用

防災分野においてXR技術は、実際の災害を安全に体験できる有効なツールとして注目を集めている。三和商事のVRコンテンツは、地震や火災といった危険な状況を仮想空間で体験することで、実践的な防災訓練を可能にしている。

VR防災コンテンツに関する考察

VRを活用した防災訓練は、実際の災害状況を安全に体験できる点で画期的な取り組みといえる。Meta Questを使用した没入感の高い体験により、災害時の適切な行動を身につけることが可能になり、防災意識の向上に大きく貢献することが期待できるだろう。

一方で、VR機器の操作に不慣れな高齢者や子供への配慮が必要となってくる。年齢制限や保護者の同意書が必要となる点からも、より幅広い層が気軽に体験できるような工夫や、AR版のような代替コンテンツの充実が求められるだろう。

今後は、より多くの災害シナリオへの対応や、複数人での同時体験機能の追加など、機能の拡充が期待される。防災教育のデジタル化が進む中で、VRコンテンツを活用した実践的な訓練プログラムの開発がさらに加速することが予想されるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「没入型VR×防災サバイバル「火災からの脱出体験」 | 三和商事株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000085456.html, (参照 25-03-07).
2. Meta. https://about.meta.com/ja/

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