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公開：2025-03-14

eSOL TRINITYがCorellium製品の国内代理店契約を締結、SDV時代の車載システム開発効率化に向け本格展開

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• eSOL TRINITYがCorelliumの国内代理店契約を締結
• 超高速仮想ハードウェアをクラウド上で提供開始
• 車載システム分野での開発効率向上を支援

eSOL TRINITYとCorelliumの国内代理店契約締結によるSDV開発支援強化

イーソルトリニティ株式会社は、米Corellium社が開発・販売を行うCorellium製品の国内代理店契約を2025年3月11日に締結したことを発表した。Corellium製品はArm社のプロセッサに特化した超高速仮想ハードウェアをクラウド上で提供し、従来のソフトウェアシミュレーション方式とは全く異なる革新的な技術を採用している。^[1]

Corellium製品は、ArmネイティブなAWSのGraviton 4またはNVIDIA Grace severs上でArmプロセッサのバイナリを直接マッピングして実行することで、実機と同等以上の速度を実現している。従来のシミュレーション方式と比較して検証時間を1/10から1/100に短縮することが可能となり、ADAS等の大規模システムも仮想ハードウェア上で問題なく実行できるようになった。

eSOL TRINITYは車載システム分野での豊富な実績と技術知見を活かし、Corellium製品の販売とモデリング等のエンジニアリングサービスを提供することで、顧客のソフトウェア開発工程から検証工程までを包括的に支援する。クラウドベースの特性を活かしたCI/CD環境への組み込みやスケーラビリティの確保、ワールドワイドでの開発環境の整備も容易に実現できるようになった。

Corellium製品の主な特徴まとめ

eSOL TRINITYの詳細はこちら

仮想ハードウェアについて

仮想ハードウェアとは、物理的なハードウェアの動作をソフトウェアで模倣する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 実機を用意することなく開発環境の構築が可能
• 複数の環境を同時に立ち上げて並行開発が可能
• 設定変更や環境の複製が容易

Corellium製品の仮想ハードウェアは、従来のソフトウェアシミュレーション方式とは異なり、ArmプロセッサのバイナリをAWS Graviton 4やNVIDIA Grace severs上で直接実行することが可能である。この革新的な技術により、SDV時代における車載システム開発の効率化と品質向上に大きく貢献することが期待できる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「eSOL TRINITY、米Corellium社と仮想ハードウェア製品「Corellium」の国内代理店契約を締結 | イーソル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000084735.html, (参照 25-03-14).
2. NVIDIA. https://www.nvidia.com/ja-jp/

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