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扶桑電通がAI機能搭載「AI Bridge」を発表、既設IPカメラの高機能化が容易に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

扶桑電通がAI機能搭載「AI Bridge」を発表、既設IPカメラの高機能化が容易に

PR TIMES より


記事の要約

  • 扶桑電通がAI Bridge販売開始
  • 既設IPカメラにAI機能を追加可能
  • 2024年9月1日より全国提供開始

扶桑電通がAI機能搭載「AI Bridge」を提供開始

扶桑電通株式会社は、株式会社アイタス・ジャパンと協業し、多機能エッジ型AI映像解析コンピューティング「AI Bridge」の販売とシステム構築を2024年9月1日より全国で開始すると発表した。AI Bridgeは既設の防犯・監視カメラネットワークに追加するだけで、最大8台のカメラにAI機能を搭載することが可能となる画期的な製品だ。[1]

AI Bridgeの主な特徴として、侵入検知や火災検知、ナンバープレート検知、マスキングなど20以上のアプリケーションを提供している点が挙げられる。1台のカメラに対して複数のアプリケーションを適用できるほか、接続するカメラごとに異なるアプリケーションを設定することも可能だ。これにより、例えばマンションの各エリアに応じた最適なセキュリティ設定が実現できる。

扶桑電通は、官公庁や金融業、物流業など多くの顧客に防犯・監視カメラを導入してきた実績を活かし、AI Bridgeの導入を全面的にサポートする。既存の設備を最大限に活用しながら、迅速かつ容易に高度なセキュリティシステムを導入できるAI Bridgeは、多くの企業や施設のセキュリティ向上に貢献すると期待されている。

AI Bridgeの主な機能と特徴

項目 詳細
最大カメラ接続数 8台
設置可能温度/湿度 -30℃~70℃/10%~90%
主なインターフェース USB3.0、RS-485/422、RS-232、RJ-45 Ethernet、Mini-PCIe、micro SIM Slot
提供アプリケーション数 20以上
主な検知機能 侵入検知、火災検知、ナンバープレート検知、マスキング
アラート機能 パトライト点灯、スピーカー警告、LINE通知

エッジ型AI映像解析について

エッジ型AI映像解析とは、カメラやデバイスの近くでAI処理を行う技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • リアルタイムの映像解析が可能
  • ネットワーク負荷の軽減
  • プライバシーとセキュリティの向上

AI Bridgeはこのエッジ型AI映像解析技術を活用している。カメラからの映像をAI Bridgeが直接解析することで、高性能な映像解析サーバや高画質映像を届けるための回線が不要となる。これにより、既存のカメラシステムを活用しながら、低コストで高度なAI機能を導入することが可能となっている。

AI Bridgeに関する考察

AI Bridgeの導入により、既存の監視カメラシステムの価値が大幅に向上することが期待される。特に複数の検知機能を組み合わせることで、より高度なセキュリティ対策が可能となる点は注目に値する。一方で、AI技術の進化に伴い、誤検知や過剰な監視といった問題が発生する可能性も考えられるだろう。

これらの課題に対しては、AI Bridgeの精度向上とともに、適切な運用ガイドラインの策定が重要となる。また、プライバシー保護の観点から、検知した情報の取り扱いや保存期間などについても慎重に検討する必要があるだろう。今後は、より高度な異常検知機能やAIによる予測分析機能など、セキュリティだけでなく業務効率化にも貢献する機能の追加が期待される。

AI Bridgeの登場は、監視カメラ業界に新たな可能性をもたらすものだ。扶桑電通には、顧客のニーズに合わせたカスタマイズや、他のIoTデバイスとの連携など、AI Bridgeの活用範囲をさらに広げていくことを期待したい。セキュリティ技術とAIの融合が進む中、AI Bridgeが企業や社会の安全・安心に貢献する重要なツールとなることは間違いないだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「既設IPカメラにAI機能を追加できるAI映像解析コンピューティング「AI Bridge」を9月1日から提供開始 | 扶桑電通株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000110768.html, (参照 24-08-22).

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