【CVE-2025-3915】Aeropage Sync for Airtableに認証バイパスの脆弱性、任意の投稿削除が可能に
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記事の要約
- WordPress用プラグインAeropage Sync for Airtableに脆弱性
- 認証済みユーザーによる任意の投稿削除が可能に
- バージョン3.2.0以前が影響を受ける
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Aeropage Sync for Airtableの認証バイパス脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグインAeropage Sync for Airtableにおいて、認証に関する脆弱性を2025年4月26日に公開した。この脆弱性は'aeropageDeletePost'関数における権限チェックの欠如により、Subscriber以上の権限を持つ認証済みユーザーが任意の投稿を削除可能になるという深刻な問題である。[1]
この脆弱性はCVE-2025-3915として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはCWE-862の認証欠落に分類されている。NVDによる評価では、CVSSスコアは4.3(MEDIUM)とされ、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。
影響を受けるバージョンは3.2.0以前のすべてのバージョンであり、Cheng Liu氏によって発見された。この脆弱性は認証済みユーザーによるデータ損失のリスクを引き起こす可能性があり、早急な対応が必要とされている。
Aeropage Sync for Airtableの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2025-3915 |
影響を受けるバージョン | 3.2.0以前の全バージョン |
CVSSスコア | 4.3(MEDIUM) |
脆弱性タイプ | CWE-862:認証欠落 |
発見者 | Cheng Liu |
公開日 | 2025年4月26日 |
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認証欠落について
認証欠落とは、システムが適切な認証チェックを実施せずにユーザーのアクセスを許可してしまう脆弱性のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 権限チェックの不備により意図しないアクセスが可能
- 認証済みユーザーによる権限昇格のリスク
- 重要なリソースへの不正アクセスの可能性
本件のAeropage Sync for Airtableの脆弱性では、'aeropageDeletePost'関数における認証チェックの欠如が問題となっている。この脆弱性により、Subscriber以上の権限を持つユーザーが本来アクセスできないはずの投稿削除機能を利用できてしまい、データ損失のリスクが発生している。
Aeropage Sync for Airtableの脆弱性に関する考察
認証チェックの欠如は投稿の削除権限を意図せず拡大してしまう重大な問題であり、早急な対応が必要不可欠だ。特にWordPressのような広く利用されているプラットフォームのプラグインにおいて、適切な権限管理の実装は最重要課題の一つとなっている。今後は開発段階での厳密なセキュリティレビューと権限チェックの実装が求められるだろう。
プラグインの開発者は、機能の追加や改善に加えて、セキュリティ面での品質向上にも注力する必要がある。特に認証や権限管理に関する機能については、WordPressの標準的なセキュリティ実装パターンに従うことで、同様の脆弱性の発生を防ぐことができるはずだ。
ユーザー側も定期的なプラグインのアップデートチェックと、セキュリティアップデートの適用を怠らないことが重要である。この事例は、プラグインのセキュリティ管理がWordPressサイト全体のセキュリティに直結することを改めて示している。今後も継続的なセキュリティ対策の実施が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-3915」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3915, (参照 25-05-09). 1632
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