MicrosoftがAzure Cosmos DB for MongoDBにData APIを一般提供開始、HTTPSによる直接アクセスとPower BI連携で開発効率が向上
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記事の要約
- vCore-based Azure Cosmos DB for MongoDBにData APIが一般提供開始
- RESTful HTTPSインターフェースによりMongoDBデータへの直接アクセスが可能に
- 読み取り操作機能とPower BI連携機能を搭載
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Azure Cosmos DB for MongoDBのData API一般提供開始
MicrosoftはvCore-based Azure Cosmos DB for MongoDBにおいて、Data APIの一般提供を2025年5月7日より開始した。Data APIはRESTful HTTPSインターフェースを採用しており、MongoDBのデータに対して複雑なドライバーやクエリロジックを必要とせずにアプリケーションから直接アクセスすることが可能になっている。[1]
新たに提供されるData APIでは、aggregate、listDatabases、listCollections、getSchemaといった読み取り操作機能が実装されており、開発者は効率的なデータアクセスを実現できるようになった。将来的な機能拡張としては書き込み操作のサポートも予定されており、データ管理の柔軟性がさらに向上することが期待される。
また、Power BIとの直接連携機能も実装されており、データの移動や複製、ETL処理を必要とせずにリアルタイムでの分析が可能になった。Power Query を使用した複雑なJSONドキュメントの構造化モデルへの変換や、リアルタイムデータを活用したインタラクティブなダッシュボードの構築にも対応している。
Data APIの主な機能まとめ
読み取り操作 | 認証方式 | Power BI連携 | |
---|---|---|---|
提供機能 | aggregate、listDatabases、listCollections、getSchema | HMAC認証 | 認定コネクター |
特徴 | ドライバー不要のHTTPSアクセス | TCPエンドポイントと同一認証 | リアルタイムデータ分析 |
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RESTful HTTPSインターフェースについて
RESTful HTTPSインターフェースとは、HTTPSプロトコルを使用してWebサービス間でデータをやり取りするための標準的な手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 統一的なインターフェースによる簡単な実装
- セキュアな通信によるデータ保護
- スケーラブルで柔軟なシステム構築が可能
Data APIではこのRESTful HTTPSインターフェースを採用することで、従来のTCPエンドポイントによるアクセスと比較してより簡単かつ安全なデータアクセスを実現している。開発者はプログラミング言語やプラットフォームに依存せず、標準的なHTTPSリクエストを使用してMongoDBデータにアクセスすることが可能だ。
Azure Cosmos DB for MongoDBのData APIに関する考察
Data APIの一般提供開始により、開発者はドライバーやクエリロジックの実装を省略できるようになり、開発効率が大幅に向上することが期待される。特にWebアプリケーションやモバイルアプリケーションの開発において、HTTPSを使用した直接的なデータアクセスは大きなメリットとなるだろう。
現時点では読み取り操作のみのサポートとなっているが、将来的な書き込み操作への対応によってさらなる利便性の向上が見込まれる。また、Microsoft Entra IDによる認証サポートの追加も予定されており、よりセキュアなアクセス制御の実現が期待できるだろう。
Power BIとの直接連携機能は、データ分析基盤の構築における大きな強みとなる。ETL処理を必要としないリアルタイムデータ分析の実現は、ビジネスインテリジェンス分野における新たな可能性を切り開くものと考えられる。今後は、より多くの分析ツールとの連携機能の追加にも期待が持てる。
参考サイト
- ^ Microsoft Visual Studio. 「General Availability for Data API in vCore-based Azure Cosmos DB for MongoDB」. https://devblogs.microsoft.com/cosmosdb/general-availability-for-data-api-in-vcore-based-azure-cosmos-db-for-mongodb/, (参照 25-05-09). 8168
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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