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公開：2025-05-11

大阪・関西万博でユニオンとTengun-labelが世界初の非接触ドアノブを展示、AIと3D技術で身体拡張を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 大阪・関西万博で非接触型の未来のドアノブを展示
• AI×3D解析技術による画期的な身体拡張体験を実現
• 5月と7月の2回にわたり最新技術を披露

大阪・関西万博に登場する非接触型ドアノブが身体拡張の新時代を切り拓く

株式会社ユニオンと株式会社Tengun-labelは、2025年5月8日に体験型インスタレーション『未来のドアノブ』を共同開発したことを発表した。本システムは非接触ハプティクスと3Dホログラフィック表示をドアノブに同時実装した世界初のプロトタイプであり、大阪・関西万博のリボーンチャレンジゾーンで展示される予定だ。^[1]

本システムはAI骨格推定による非接触身長計測と最適なホログラフィックノブ位置の自動調整機能を搭載し、3Dホログラフィックディスプレイ技術によって高解像度の仮想ドアノブを投影することが可能となっている。高速・高精度の3Dハンドトラッキングと空中超音波ハプティクスデバイスにより、物理的な接触なしに掴む感覚を再現することに成功した。

展示は2回に分けて実施され、第1回は5月20日から26日まで「大阪発！ワクワクする未来の暮らし」をテーマに、第2回は7月8日から14日まで「No/BORdER～国境・垣根・時代・カベを越える技術展～」として開催される。両展示では、非接触健康モニタリング機能を活用した新しい生活スタイルの提案も行われる予定だ。

未来のドアノブの機能まとめ

ハプティクス技術について

ハプティクスとは、触覚技術を指す専門用語であり、ユーザーに触覚フィードバックを提供する技術システムのことを意味する。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 物理的な接触なしに触覚を再現できる革新的な技術
• 超音波や空気圧を利用した精密な触覚フィードバック
• VRやARと組み合わせた没入感のある体験を実現

未来のドアノブでは空中超音波ハプティクス技術を採用しており、物理的な接触なしにドアノブを掴む感覚を再現することが可能である。この技術は医療現場や高齢者施設などでの非接触操作ニーズに応える可能性を秘めており、感染症対策と利便性を両立した新しいインターフェースとして注目を集めている。

未来のドアノブに関する考察

非接触ハプティクス技術とAI骨格推定を組み合わせた本システムは、ポストコロナ時代における新しい生活様式に大きな可能性を持っている。特に医療施設や公共施設での感染症対策に貢献するだけでなく、高齢者や障がい者の自立支援にも活用できる可能性を秘めているのだ。

今後の課題として、システムの信頼性や耐久性の向上、導入コストの最適化などが挙げられる。特に医療機関や高齢者施設での実用化に向けては、非接触健康モニタリング機能の精度向上や、緊急時の対応システムとの連携が重要になってくるだろう。

将来的には、本システムの技術を応用した様々なインターフェースの開発が期待される。例えば自動車のドアやエレベーターの操作パネル、公共施設の入退室システムなど、幅広い分野での活用が見込まれており、人とテクノロジーの新しい関係性を築く可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「世界初！大阪・関西万博にて非接触で扉が開く「未来のドアノブ」 AI×3D解析技術による身体拡張を体現 | 株式会社Tengun-labelのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000161773.html, (参照 25-05-11).
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