マッチングアプリPairsが公的個人認証を採用、PocketSign Verifyで本人確認を強化
PR TIMES より
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記事の要約
- ペアーズが公的個人認証機能を本人確認に採用
- PocketSign VerifyがマイナンバーカードのICチップを活用
- マッチングアプリ業界初の公的個人認証導入
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マッチングアプリ「Pairs」がPocketSign Verifyを採用し本人確認を強化
ポケットサイン株式会社は、株式会社エウレカが提供する恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」の利用者の本人確認手段として、マイナンバーカードの公的個人認証機能を活用した「PocketSign Verify」が採用されたことを2024年8月22日に発表した。日本で展開するマッチングアプリが利用者の本人確認に公的個人認証機能を用いるのは今回が初めての事例となる。[1]
PocketSign Verifyの導入により、ペアーズはユーザーのさらなる安心・安全な環境づくりと、よりスムーズな本人確認によるユーザー体験(UX)の向上を目指している。具体的には、ポケットサイン社が開設している「PocketSign Platform」にペアーズが登録し、アプリ内にPocketSign VerifyのSDKを埋め込むことで、アプリ内で公的個人認証による本人確認が完結できるようになる。
この導入は、政府がマッチングアプリ事業者に対して公的個人認証を活用した厳格な本人確認の実施を推奨していることに先んじたものだ。背景には、SNSを悪用したロマンス詐欺の急増がある。2024年1〜6月のSNS型ロマンス詐欺は、認知件数が1498件と前年同期の約2.3倍となり、被害額は約153億円に上っている。
PocketSign Verifyの特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
主な機能 | マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を用いた本人確認 |
対象サービス | マッチングアプリ「Pairs」 |
導入メリット | ユーザーの安心・安全な環境構築、本人確認UXの向上 |
導入方法 | PocketSign Platformへのサービスプロバイダとしての登録、SDKの埋め込み |
特徴 | マッチングアプリ業界初の公的個人認証導入 |
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公的個人認証サービスについて
公的個人認証サービスとは、マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を利用し、オンラインで利用者本人の認証や契約書等の文書が改ざんされていないことの確認を公的に認証する仕組みのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- マイナンバーカードのICチップを利用した安全・確実な本人確認
- オンラインでの利用者認証や文書の改ざん防止が可能
- 政府が推奨する厳格な本人確認手段
公的個人認証サービスは、今後携帯電話の契約や銀行口座の開設など、厳格な本人確認が求められる場面で義務化される予定だ。また、酒類提供を伴う各種イベントや酒類・たばこ販売における年齢確認、イベントチケットや限定商品の転売防止など、市民生活のあらゆる場面での利活用が予想されている。
マッチングアプリへの公的個人認証導入に関する考察
マッチングアプリへの公的個人認証の導入は、ユーザーの安全性を高める上で非常に重要な一歩だ。特にSNS型ロマンス詐欺が急増している現状を考えると、厳格な本人確認はマッチングアプリの信頼性向上に大きく貢献するだろう。一方で、マイナンバーカードの普及率や、個人情報の取り扱いに対する懸念から、導入初期には利用者の抵抗感が生じる可能性もある。
この課題に対しては、公的個人認証の安全性や利便性に関する丁寧な説明と、段階的な導入プロセスが解決策となり得る。例えば、初期段階では従来の本人確認方法と並行して公的個人認証を選択制で導入し、その有効性を実証していくアプローチが考えられる。将来的には、公的個人認証を活用したクロスプラットフォームの信頼性スコアシステムの構築など、より進化した形での活用も期待できるだろう。
今後、マッチングアプリ業界全体で公的個人認証の導入が進むことで、オンラインでの出会いの安全性が向上し、ユーザーの信頼を得やすい環境が整っていくと予想される。同時に、この技術を活用した新たなサービスや機能の開発も進むだろう。マッチングアプリ各社には、ユーザーのプライバシーに配慮しつつ、公的個人認証の利点を最大限に活かしたサービス設計が求められる。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「【マッチングアプリ初】ペアーズの本人確認にPocketSign Verify採用 | ポケットサイン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000110743.html, (参照 24-08-24).
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