プログラミング

PROGRAMMING

公開：2025-05-22

フォアー社、iDroit DashboardのSDK/APIドキュメントを一般公開、9言語対応で開発効率化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• フォアー社がiDroit DashboardのSDK/APIドキュメントを公開
• TypeScriptなど9言語対応のSDKとOpenAPI 3.0準拠のAPIドキュメントを提供
• DID/VC、デジタルバッジの発行・管理機能の開発効率化を実現

株式会社フォアーがiDroit DashboardのSDK/APIドキュメントを一般公開

株式会社フォアーは2025年5月20日、Verifiable Credentials(VC)、Decentralized Identifiers(DID)の発行・管理サービス「iDroit Dashboard」の開発者向けにAPIドキュメントおよび9言語対応のSDKを一般公開した。これにより、DID/VC、およびデジタルバッジの発行・管理機能の活用が容易になり、柔軟な開発が可能となるのだ。

公開されたAPIドキュメントは、OpenAPI 3.0（Swagger）仕様に準拠しており、開発者はiDroitが提供するDID、VC、デジタルバッジ関連機能と容易に連携できる。ユーザー管理やプロジェクト管理などのAPI群については、今後段階的な公開を予定している。

同時に、TypeScript、JavaScript、Go、Python、Ruby、Java、Kotlin、Dart、Swiftの9つのプログラミング言語に対応したSDKをGitHub上で公開した。各言語に最適化されたSDKを用いることで、iDroit DashboardのAPIとの連携開発が大幅に効率化され、プロジェクトへの組み込みやPoC（概念実証）のスピードアップが可能となるのだ。

iDroit Dashboard SDK/APIドキュメントとGitHubレポジトリ

フォアー株式会社

Verifiable Credentials(VC)とDecentralized Identifiers(DID)について

Verifiable Credentials(VC)とは、デジタル証明書の一種であり、発行者、所有者、検証者の間で信頼できる形でデジタル情報を共有するための技術だ。デジタルアイデンティティの確立や、個人情報の安全な管理に役立つ。

• デジタル証明書の発行と検証
• 個人情報の安全な管理
• 信頼できるデジタルアイデンティティの確立

Decentralized Identifiers(DID)は、分散型台帳技術を用いて管理されるデジタルアイデンティティ識別子である。中央管理機関に依存しないため、より安全でプライバシー保護に配慮したアイデンティティ管理を実現できるのだ。

iDroit Dashboard SDK/APIドキュメント公開に関する考察

今回のSDK/APIドキュメントの公開は、iDroit Dashboardの普及促進に大きく貢献するだろう。開発者にとって、使いやすく効率的な開発環境が提供されたことは大きなメリットだ。しかし、APIドキュメントの網羅性やSDKの品質、サポート体制の充実度合いによっては、開発者からのフィードバックや課題が今後発生する可能性もある。

発生しうる問題への対策としては、継続的なドキュメントの更新、バグ修正、コミュニティフォーラムの開設などが考えられる。開発者からのフィードバックを積極的に収集し、迅速に対応することで、問題の発生を最小限に抑えることが重要だ。また、より多くのプログラミング言語への対応や、高度な機能の追加も検討すべきだろう。

将来的には、iDroit Dashboardプラットフォーム自体のオープンソース化も期待される。これにより、より多くの開発者による貢献が期待でき、プラットフォームの機能拡張やセキュリティ強化が加速するだろう。オープンソース化によるコミュニティ形成も、プラットフォームの成功に不可欠な要素となるのだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「iDroit Dashboard SDK/APIドキュメントを一般公開 | 株式会社フォアーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000032885.html, (参照 25-05-22).
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