リチェルカがシードラウンドで1.3億円の資金調達、SCM SaaS『RECERQA』の開発加速へ
PR TIMES より
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記事の要約
- リチェルカが1.3億円の資金調達を実施
- SCM SaaS『RECERQA』の開発を加速
- ERP3.0の実現を目指す
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リチェルカのシードラウンドで1.3億円の資金調達
株式会社リチェルカは、ジェネシア・ベンチャーズとNew Commerce Venturesを引受先としたJ-KISS型新株予約権の発行により、シードラウンドにて総額1.3億円の資金調達を2024年9月4日に実施した。この調達により、リチェルカの累計調達額は1.6億円となっている。調達資金はSCM SaaS『RECERQA』の開発加速に充てられる予定だ。[1]
『RECERQA』は、モダンな開発技術とAIを用いて仕入・在庫・販売管理業務の体験をアップデートするSCM SaaSである。SCM領域は業務が複雑でパッケージ化がしにくく、SaaS化が進みづらい傾向にあったが、『RECERQA』はこの課題に対し一定の解決策を提供している。リチェルカは今回の調達を通じて、より多くの顧客により良いプロジェクト・サービスをデリバリーすることを目指している。
リチェルカが目指す「ERP3.0」は、AIネイティブなプラットフォームを指す。このプラットフォームでは、売手と買手が同じシステムを利用することで販売情報や在庫情報を含めたデータを共有化し、従来時間がかかっていた売買における様々なやりとりを効率化する。単なるプラットフォーム上での出品だけでなく、同じシステムで業務を行うことでデータ連携自体が不要になる点が特徴だ。
リチェルカの『RECERQA』の特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
開発言語 | Next.js、Go |
UI/UX | BtoCと同等の使いやすさ |
データ基盤 | トランザクションレベルでデータを保持 |
業務範囲 | 仕入・在庫・販売を網羅的にカバー |
データ活用 | 自動的にデータを蓄積し、分析に活用可能 |
主な利点 | 経営判断の迅速化、業務効率の向上 |
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ERP3.0について
ERP3.0とは、AIネイティブなプラットフォームを指し、従来のERPシステムの進化形として位置付けられている。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 売手と買手が同じプラットフォームを利用
- 販売情報や在庫情報を含めたデータの共有化
- AIを活用した業務のアップデート
ERP3.0では、同じシステムで業務を行うことでデータ連携自体が不要になり、従来時間がかかっていた売買における様々なやりとりを効率化することが可能となる。このシステムは、蓄積されたデータを生成AI活用へと繋げ、業務をアップデートするプラットフォームとしての役割を果たすことが期待されている。
リチェルカの資金調達に関する考察
リチェルカの資金調達は、SCM領域におけるSaaS化の遅れを解消し、業務効率化を推進する上で重要な一歩だ。従来のERPシステムでは対応が難しかった複雑な業務プロセスに対し、AIを活用したソリューションを提供することで、多くの企業の課題解決に貢献する可能性がある。一方で、新しいシステムの導入には既存のワークフローの変更が必要となり、企業側の抵抗や導入コストの問題が生じる可能性もあるだろう。
これらの課題に対しては、段階的な導入プロセスの提案やコスト効果の明確な提示、さらには導入企業へのきめ細かなサポート体制の構築が解決策として考えられる。今後、リチェルカには『RECERQA』の機能拡張や業種別のカスタマイズオプションの提供など、より幅広いニーズに対応できる柔軟性が求められるだろう。AIの進化に合わせたシステムの継続的な改善や、セキュリティ対策の強化も重要な課題となる。
ERP3.0の実現に向けた取り組みは、企業のDX推進において重要な役割を果たすと期待される。リチェルカには、単なるシステム提供にとどまらず、企業の業務プロセス全体を最適化するパートナーとしての役割が求められるだろう。今後のAI技術の発展と融合により、より高度な予測分析や自動化が実現され、企業の意思決定プロセスが大きく変革される可能性がある。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「仕入・在庫・販売業務のDXを実現するリチェルカ、シードラウンドで総額1.3億円の資金調達を実施 | 株式会社リチェルカのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000105773.html, (参照 24-09-05).
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