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公開：2024-09-10

テックファームがNTTコノキューデバイス社のXRグラス「MiRZA」を開発、ビジネスや一般消費者向けの新たな可能性を拓く

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• テックファームがNTTコノキューデバイス社のXRグラス「MiRZA」のUI設計と操作アプリを開発
• 世界初のAR2搭載ワイヤレスXRグラスで、スマホと無線接続して操作可能
• ビジネス用途と一般消費者向けの両方に対応し、外出先での利用を想定

テックファームによるNTTコノキューデバイス社のXRグラス「MiRZA」開発

テックファーム株式会社は、NTTコノキューデバイス社のXRグラス「MiRZA（ミルザ）」のUI設計および操作コントローラーとなるスマホアプリの開発を担当した。2024年9月9日に発表されたこの新デバイスは、ビジネス用途および一般消費者向けの両方をカバーし、外出先での利用も想定している。^[1]

MiRZAは世界初のSnapdragon AR2 Gen 1を搭載したワイヤレスモデルのXRグラスであり、スマートフォンと無線接続して操作する。レンズが透過型ディスプレイとして動作し、前面に搭載されたカメラによりVlog作成も可能だ。6DoF対応のセンサーが搭載されており、幅広いシーンでの活用や多様なサービスの提供が期待されている。

テックファームは本デバイスのユーザーインターフェース設計、操作アプリの開発、およびグラス向けスマホアプリの開発を行った。外出先でもスマホでスムーズな操作が可能となるよう設計され、ブラウザウィンドウ、カメラでの静止画撮影、グラス内のスクリーンキャプチャ、天気情報表示、カレンダー情報表示、通知の表示などの機能を実現している。

XRグラス「MiRZA」の主要機能まとめ

MiRZAの詳細はこちら

6DoFについて

6DoFとは「6 Degrees of Freedom（6自由度）」の略称で、3次元空間内での物体の動きを表す概念だ。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 前後・左右・上下の3つの並進運動
• ピッチ・ヨー・ロールの3つの回転運動
• VRやARデバイスの位置と方向を正確に追跡

MiRZAに搭載された6DoF対応のセンサーは、ユーザーの頭の動きを正確に追跡し、リアルタイムで視界を更新することができる。この技術により、よりリアルで没入感のある体験が可能となり、ビジネスシーンでの情報表示やエンターテインメントコンテンツの利用など、幅広い用途での活用が期待されている。

XRグラス「MiRZA」に関する考察

MiRZAの開発は、XRデバイスの実用化に向けた重要な一歩となるだろう。特に、スマートフォンとの無線接続やAR2チップの採用により、従来のXRデバイスよりも軽量かつ高性能な製品が実現した点は評価に値する。しかし、バッテリー持続時間や長時間使用時の快適性など、実用面での課題が残されている可能性がある。

これらの課題に対しては、バッテリー技術の向上や人間工学に基づいたデザインの改良などが解決策として考えられる。また、今後はより多様なアプリケーションやサービスの開発が期待される。特に、ビジネス向けのコラボレーションツールや、教育分野での活用など、XRならではの特性を活かした新機能の追加が望まれる。

MiRZAの登場により、XR技術の普及が加速する可能性がある。今後は、プライバシーやセキュリティに関する懸念にも適切に対応しつつ、様々な産業分野でのXR活用事例が増えていくことが期待される。テックファームには、引き続き先進的なUI/UX設計や新機能の開発を通じて、XR技術の発展に貢献してほしい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「テックファーム、NTTコノキューデバイス社 XRグラス「MiRZA」のユーザーインターフェース設計およびアプリを開発 | テックファームホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000003230.html, (参照 24-09-10).

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