DX

ディーエックス

公開：2024-07-18

GMOあおぞらネット銀行が法人向け請求書管理・支払いサービスを開始、業務効率化と電子帳簿保存法対応を実現

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• GMOあおぞらネット銀行が「請求書管理・支払いサービス」を開始
• 電子帳簿保存法対応の新サービスで業務効率化をサポート
• 月額2,000円から利用可能、振込料金とくとく会員は1,500円

GMOあおぞらネット銀行の新サービス提供開始

GMOあおぞらネット銀行株式会社は2024年7月17日より、法人顧客向けに電子帳簿保存法対応の「請求書管理・支払いサービス」の提供を開始した。本サービスは、請求書保管機能を搭載し、最安値水準の月額2,000円（税込）で利用可能となっている。これにより、法人顧客の経費削減と業務効率化を強力にサポートする体制が整った。^[1]

新サービスの背景には、従来の請求書処理における複数ツールの使用や入力ミスなどの課題がある。インボイス制度や電子帳簿保存法の改正により、請求書の受取に関する対応がますます複雑化していることも、サービス開発の一因となった。GMOあおぞらネット銀行の調査によると、従業員10人超の事業者では月平均約12時間を振込処理や請求書管理に費やしているという実態が明らかになっている。

「請求書管理・支払いサービス」の導入により、インターネットバンキング上で請求書データ（PDF）の読み込みから仕訳・振込データの作成、振込実行までをシームレスに行うことが可能となる。これにより、法人顧客は本業への注力時間を増やすことができ、業務効率の大幅な向上が期待される。さらに、振込の多い顧客向けの「振込料金とくとく会員」には月額1,500円（税込）で提供されるなど、柔軟な料金体系も特徴だ。

請求書管理・支払いサービスとは

請求書管理・支払いサービスとは、法人顧客向けに提供される電子帳簿保存法対応のサービスのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 請求書データ（PDF）の読み込み機能
• 振込依頼データの自動作成機能
• 受取請求書の管理・保管機能
• 一部会計ソフトとの連携による仕訳作成機能
• インターネットバンキング上での一元管理

本サービスは、GMOあおぞらネット銀行の円普通預金口座（決済用預金口座を含む）を持つ法人顧客が利用可能となっている。ただし、所定の提携企業を通じて開設された法人口座では利用できない点に注意が必要だ。サービスの導入により、請求書処理に関わる作業時間の大幅な削減が見込まれ、業務効率化に大きく寄与すると期待されている。

請求書管理・支払いサービスに関する考察

GMOあおぞらネット銀行の新サービス導入は、中小企業のDX推進に大きな影響を与える可能性がある。請求書処理の自動化により、人的ミスの減少や業務時間の短縮が実現し、企業の生産性向上に直結するだろう。一方で、セキュリティ面での懸念も考えられ、データ保護やプライバシー対策の強化が今後の課題となる可能性がある。

今後は、AIを活用した請求書の異常検知機能や、より多くの会計ソフトとの連携拡大が期待される。また、中小企業向けの経営分析ツールとしての機能拡張も、サービスの付加価値を高める一手となるだろう。さらに、他の金融機関との連携や、クラウドサービスとの統合など、エコシステムの構築によってより包括的な企業向けソリューションへと発展する可能性も秘めている。

このサービスの恩恵を最も受けるのは、従来の請求書処理に多くの時間とリソースを割いていた中小企業だ。特に、経理担当者の少ない小規模事業者にとっては、業務効率化の強力なツールとなるだろう。一方で、既存の請求書管理システムベンダーにとっては、競合の出現により市場シェアの維持が課題となる可能性がある。金融機関による業務支援サービスの拡大は、今後の企業間取引の在り方を大きく変える可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「法人のお客さまのDXによる業務効率化を銀行がサポート電子帳簿保存法対応の「請求書管理・支払いサービス」を7/17～提供開始 | GMOあおぞらネット銀行株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000262.000034650.html, (参照 24-07-18).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧