Receptがproovyで選択的開示機能を提供開始、プライバシーに配慮したデータ共有が可能に
PR TIMES より
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記事の要約
- Receptがproovyで選択的開示機能を提供開始
- ユーザーが項目単位でデータ開示を選択可能に
- プライバシーに配慮したデータ連携を実現
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Receptがproovyで選択的開示機能を提供開始
株式会社Receptは2024年9月13日、提供アプリ「proovy」にて選択的開示機能の提供を開始した。この機能によりユーザーは保有するデータを項目単位で事業者に開示することが可能となり、よりプライバシーに配慮したデータ連携が実現される。Verifiable Credentials(VC)技術を用いた選択的開示機能の商用サービスは国内初となる。[1]
選択的開示機能により、ユーザーは外部サービスに自身の情報を連携する際に、証明書に含まれる全ての情報をサービス事業者に渡すことなく、サービス提供に必要な情報のみを連携することが可能となる。これにより、例えば年齢確認時に生年月日のみを提示し、住所や氏名などの無関係なデータ提供を回避できるようになった。
proovyにはデジタル学生証やデジタル資格証明書等を管理する機能が備わっており、これらの資格を外部サービスに提示することができる。選択的開示機能を活用することで、ユーザーは「〇〇という資格を持っている」「年齢が20歳以上である」などの必要最小限の情報のみを外部サービスに連携することが可能となり、サービス事業者はユーザーのプライバシーにより配慮したサービス提供が実現できる。
proovyの選択的開示機能の概要
機能 | 詳細 |
---|---|
技術基盤 | Verifiable Credentials (VC) |
主な特徴 | 項目単位でのデータ開示選択 |
対応証明書 | デジタル学生証、デジタル資格証明書等 |
ユースケース | 年齢確認、学割、社員割、チケット入場、会員証 |
プライバシー保護 | 必要最小限の情報のみを開示 |
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Verifiable Credentials (VC)について
Verifiable Credentials (VC)とは、インターネット上の個人のアイデンティティ、属性管理、認証を行うためのデジタル証明書技術を指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- デジタル形式で個人の属性や資格を証明
- 第三者による検証が可能
- 選択的開示機能によるプライバシー保護
VCはモバイル運転免許証やコロナワクチン接種証明書にも利用される技術である。proovyの選択的開示機能は、このVC技術を活用することで実現されている。ユーザーは保有するVCを提示することで第三者に対して自身の属性を証明できるが、選択的開示機能により必要な情報のみを開示することが可能となり、プライバシーを高度に保護した形でのデータ連携が実現される。
proovyの選択的開示機能に関する考察
proovyの選択的開示機能は、デジタル社会におけるプライバシー保護と利便性の両立という課題に対する革新的なソリューションとなる可能性がある。ユーザーが自身のデータをより細かく制御できるようになることで、個人情報の過剰な収集や不適切な利用のリスクを軽減できる。一方で、この技術の普及には、サービス提供者側のシステム対応やユーザーの理解促進など、多くの課題が存在するだろう。
今後、この技術が広く採用されるためには、業界標準の確立や法規制の整備が重要になると考えられる。また、選択的開示機能の使いやすさや直感的な操作性の向上も課題となるだろう。ユーザーが自身のデータ管理に対して過度の負担を感じることなく、安全かつ簡単に利用できるインターフェースの開発が求められる。
proovyの選択的開示機能は、今後のデジタルアイデンティティ管理の在り方に大きな影響を与える可能性がある。個人情報保護と利便性の両立、さらにはデータの価値創出と適切な利用のバランスを取る上で、この技術が果たす役割は大きい。今後は、より多様なユースケースの開発や、他のデジタルIDプラットフォームとの連携など、さらなる発展が期待される。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「proovy、選択的開示によるプライバシーに配慮したデータ共有機能を提供開始【日本初】 | 株式会社Receptのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000139472.html, (参照 24-09-14).
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