プログラミング

PROGRAMMING

公開：2024-10-03

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト、プログラミング＆ロボット製作講座を開催、次世代の海洋研究者育成に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトを実施
• プログラミングとロボット製作講座を開催
• 深海生物をモチーフにしたロボットを製作

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトの開催概要

一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会は、2024年9月29日に沼津工業高等専門学校にて深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾「プログラミング＆ロボット製作講座」を実施した。この取り組みは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として行われ、次世代に海を引き継ぐことを目的としている。沼津工業高等専門学校の監修のもと、株式会社アーテックの協力を得てプログラムが進められた。^[1]

イベントには小学5年生から中学3年生までの10名が参加し、プログラミングの基礎学習から始まり、深海生物の特徴や動きを調査する段階を経て、最終的にはブロックを使用して深海生物の特徴を活かしたロボットの製作に取り組んだ。参加者たちは二人一組でペアを組み、各チームで作成した設計図を基にロボットを製作し、プログラミングも行った。

講座の最後には、完成した深海生物ロボットの発表会が開催された。参加者たちは自分たちが製作したロボットのお披露目を行い、どのような特徴を再現したかを説明し、意見交換を行った。ラブカやミツクリザメをテーマにした作品など、同じ生物をモチーフにしていても、着目した機能や特徴によって形状が異なる多様な作品が生み出された。

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトの概要

一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会の詳細はこちら

プログラミングについて

プログラミングとは、コンピューターに特定の動作や処理を実行させるための命令を、プログラミング言語を用いて記述する作業のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 論理的思考力や問題解決能力の育成に効果的
• デジタル社会で必要とされるスキルの一つ
• 創造性や表現力を養うことができる

本プロジェクトでは、参加者たちがプログラミングの基礎を学び、実際に深海生物ロボットの動作をプログラミングすることで、その概念や技術を体験的に学んでいる。この経験は、単にプログラミングスキルの向上だけでなく、深海生物の特徴を理解し、それをロボットの動きとして表現するという創造的なプロセスを通じて、総合的な学びにつながっている。

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトに関する考察

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトの最大の利点は、子どもたちに海洋科学とテクノロジーを融合させた学習体験を提供している点だ。プログラミングとロボット製作を通じて、参加者は深海生物の特徴を具体的に理解し、それを技術的に再現するプロセスを学んでいる。この取り組みは、STEM教育の理念を体現しており、将来の海洋研究者や技術者の育成に寄与する可能性が高い。

一方で、このようなプロジェクトの課題として、参加機会の限定性が挙げられる。今回のイベントは10名の参加者に限られており、より多くの子どもたちにこのような機会を提供することが望ましい。今後は、オンラインワークショップの導入やプログラムのモジュール化など、スケーラビリティを高める工夫が必要になるだろう。さらに、参加者の年齢層を拡大し、長期的なフォローアップを行うことで、持続的な学習効果を生み出すことができる。

将来的には、このプロジェクトを基盤として、実際の海洋調査や研究プロジェクトとの連携を図ることが期待される。例えば、参加者が製作したロボットを実際の海中探査に使用したり、プロの研究者とのオンライン交流セッションを設けたりすることで、学びをより実践的なものにできるだろう。また、国際的な海洋教育プログラムとの連携を通じて、グローバルな視点での海洋保全意識を育むことも重要な発展方向の一つとなる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾　プログラミング＆ロボット製作講座を開催しました！ | 海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002932.000077920.html, (参照 24-10-03).

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