セキュリティ

SECURITY

公開：2024-07-27

アプリックスがNeutrix CloudにMicrosoft 365向けバックアップシステムを構築、ISMSに対応しセキュリティ強化

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• アプリックスがNeutrix Cloudにバックアップシステム構築
• Microsoft 365データの安全性と復旧力を強化
• ISMSの新規格に対応したセキュリティ向上を実現

Neutrix CloudによるMicrosoft 365バックアップの詳細

株式会社アプリックスは、Neutrix Cloud Japan株式会社のマルチクラウドストレージサービス「Neutrix Cloud」にMicrosoft 365向けクラウド型バックアップシステムを構築した。この新システムは、増大するデータ量とセキュリティ脅威に対応し、企業のビジネスデータの安全性と復旧力を強化することを目的としている。^[1]

新たに構築されたバックアップシステムは、Veeam社の「Veeam Backup for Microsoft 365」ソフトウェアのライセンスを利用している。これにより、Microsoft 365のデータを容易にバックアップでき、全従業員のデータの取得と復元が可能になった。この機能は、データ損失やサービス停止時のビジネス継続性を確保する上で重要な役割を果たすだろう。

アプリックスの取り組みは、ISMS（情報セキュリティマネジメントシステム）の新規格に対応したものでもある。クラウドサービスにおける情報セキュリティ強化の必要性が高まる中、この新システムは企業のセキュリティ対策の強化に貢献する。今後、アプリックスはさらなるリスク管理とセキュリティ向上の取り組みを継続していく方針だ。

ISMSについて

ISMSとは、Information Security Management Systemの略称であり、組織の情報セキュリティを包括的に管理するための枠組みのことを指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 組織全体のセキュリティポリシーの策定と実施
• リスクアセスメントに基づく継続的な改善
• 国際規格ISO/IEC 27001に基づく認証取得が可能

ISMSは、企業や組織が保有する情報資産を適切に保護し、セキュリティインシデントを予防・検知・対応するための体系的なアプローチを提供する。この管理システムは、技術的対策だけでなく、人的・組織的な側面も含めた総合的なセキュリティ管理を実現し、ビジネスの継続性と信頼性の向上に寄与する。

クラウドバックアップシステムに関する考察

クラウドバックアップシステムの導入は、データ保護の観点から重要な一歩だが、今後はさらなる課題が浮上する可能性がある。例えば、バックアップデータ自体のセキュリティ確保や、大量のデータを効率的に管理・復元する手法の最適化が求められるだろう。また、法規制の変更や新たなサイバー脅威の出現に応じて、システムの柔軟な進化が必要となる。

今後追加してほしい機能としては、AIを活用したインテリジェントなバックアップスケジューリングや、ランサムウェア攻撃を検知し自動的に隔離するセーフガード機能が挙げられる。さらに、複数のクラウドサービス間でのシームレスなデータ移行・同期機能も、ビジネスの柔軟性を高める上で重要になるだろう。これらの機能は、データ管理の効率化とセキュリティの強化を同時に実現する可能性がある。

クラウドバックアップシステムの進化に伴い、企業のデータ戦略全体が変革することが期待される。単なるデータ保護だけでなく、バックアップデータを活用したビジネスインサイトの抽出や、災害時の迅速な事業継続計画の実行など、より戦略的なデータ活用が可能になるだろう。アプリックスには、このような総合的なデータマネジメントソリューションの提供を期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ランサムウェア対策として「Neutrix Cloud」にMicrosoft 365向けクラウド型バックアップシステムを構築 | 株式会社アプリックスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000092226.html, (参照 24-07-27).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧