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公開：2024-10-11

TriOrbがCEATEC 2024に出展、球駆動技術で製造現場のDXを加速、革新的なソリューションを発信

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• TriOrbがCEATEC 2024に出展
• 球駆動式全方向移動機構「TriOrb BASE」を展示
• 製造現場DXに関するピッチとデモを実施

TriOrbのCEATEC 2024出展と革新的な球駆動技術

株式会社TriOrbは、2024年10月15日から18日まで幕張メッセで開催されるデジタルイノベーションの総合展「CEATEC 2024」への出展を発表した。同社は球駆動式全方向移動機構「TriOrb BASE」を展示し、製造現場のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させる革新的なソリューションを紹介する予定だ。^[1]

「TriOrb BASE」は従来の車輪式やオムニホイール式とは異なり、球体を駆動部とする全く新しい移動機構を採用している。この技術により、あらイる方向へのスムーズな移動とミリメートル単位の高精度な位置制御が可能となり、狭いスペースや複雑な物流環境での活用が期待されている。

さらに、10月18日には産総研グループによる「AISol Startup Pitch & Demonstration」において、TriOrb代表の石田秀一氏が「球駆動式全方向移動ロボットによる製造現場DX」をテーマにピッチとデモンストレーションを実施する。この発表を通じて、TriOrbの技術が製造現場の生産性向上にどのように貢献するかが明らかになるだろう。

CEATEC 2024出展情報まとめ

CEATEC 2024公式サイトはこちら

球駆動式全方向移動機構について

球駆動式全方向移動機構とは、球体を駆動部として使用する革新的な移動技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• あらゆる方向へのスムーズな移動が可能
• ミリメートル単位の高精度な位置制御を実現
• 狭いスペースや複雑な物流環境での活用に適している

TriOrbが開発した「TriOrb BASE」は、この球駆動式全方向移動機構を採用している。従来の車輪式やオムニホイール式と比較して、より柔軟な動きと精密な制御が可能となり、製造現場における生産ラインの効率性と柔軟性を大幅に向上させることが期待されている。この技術は、特に既存のAMR（Autonomous Mobile Robot）の導入が困難だった環境での活用が見込まれている。

球駆動技術の製造現場DXへの貢献に関する考察

TriOrbの球駆動技術は、製造現場のDXに大きな変革をもたらす可能性を秘めている。従来のAMRでは対応が難しかった精緻な位置決めや複雑な動きが要求される環境において、「TriOrb BASE」の柔軟な移動能力と高精度な制御が大きな強みとなるだろう。この技術により、生産ラインの柔軟性が向上し、多品種少量生産やカスタマイズ製品の製造効率が大幅に改善される可能性がある。

一方で、新技術の導入に伴う課題も考えられる。既存の製造システムとの統合や、従業員のトレーニング、初期投資コストの問題などが挙げられるだろう。これらの課題に対しては、段階的な導入計画や充実したサポート体制の構築、そしてROI（投資収益率）の明確な提示が重要になってくる。また、他の自動化技術やIoTデバイスとの連携を強化することで、より包括的な製造現場のDXソリューションを提供できる可能性もある。

今後、TriOrbには球駆動技術のさらなる進化と応用範囲の拡大が期待される。例えば、AIと組み合わせた自律的な動作最適化や、より複雑な形状の製品ハンドリングへの対応などが考えられる。また、製造業だけでなく、物流や医療、サービス業など他産業への展開も視野に入れることで、球駆動技術の可能性をより広げることができるだろう。TriOrbの今後の展開から目が離せない。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【360°球体移動スタートアップTriOrb ：展示会出展のお知らせ】CEATEC 2024（10月15日（火）～10月18日（金））に出展します | 株式会社 TriOrbのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000120742.html, (参照 24-10-11).

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