楽天ペイアプリに「残高キープチャージ®」機能が追加、オートチャージで利便性向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

楽天ペイアプリにオートチャージ機能を追加
「残高キープチャージ®」で設定金額を維持
利便性向上とキャンペーン予定を発表

楽天ペイアプリに新機能「残高キープチャージ®」が登場

楽天ペイメント株式会社と楽天Edy株式会社は、2024年10月8日より「楽天ペイ」アプリに新機能「残高キープチャージ®」を順次提供開始すると発表した。この機能は、あらかじめ設定した金額に「楽天キャッシュ」残高を保つようにオートチャージするもので、楽天証券での投信積立利用者向けに2022年6月に導入された機能を応用したものだ。^[1]

新機能の導入により、ユーザーは「楽天ペイ」アプリでキープしたい「楽天キャッシュ」残高を設定することが可能になる。設定後は1日1回残高を確認し、設定金額を下回っている場合に不足分が自動でチャージされる仕組みとなっている。キープする残高は最低1,000円から1円単位で上限10万円まで設定可能で、初回設定時にはアプリからおすすめの設定金額が提案される。

チャージされた「楽天キャッシュ」は「楽天ペイ」のコード決済に利用すると最大1.5%の「楽天ポイント」が還元される。また、「楽天ペイ」アプリの送付機能を通じて、家族や友人に手数料無料で1円から簡単に送ることも可能だ。さらに、本機能の提供開始を記念して、2024年11月以降にオートチャージをすると抽選で全額還元されるキャンペーンの実施も予定されている。

「残高キープチャージ®」機能の概要

項目	詳細
機能名	残高キープチャージ®
提供開始日	2024年10月8日（順次）
対象アプリ	楽天ペイ
設定可能金額	1,000円〜10万円（1円単位）
チャージ頻度	1日1回（残高確認後）
チャージ方法	楽天カードのみ
ポイント還元率	最大1.5%（コード決済利用時）

残高キープチャージ®の詳細はこちら

楽天キャッシュについて

楽天キャッシュとは、楽天グループが提供するオンライン電子マネーサービスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

楽天ペイアプリやサービスで利用可能な電子マネー
楽天カードや銀行口座からチャージ可能
楽天ポイントとの交換や、投資信託の積立にも利用可能

楽天キャッシュは、楽天グループのさまざまなサービスで利用できる便利な電子マネーとして機能している。今回の「残高キープチャージ®」機能の追加により、ユーザーは楽天キャッシュの残高管理がより容易になり、日常的な利用シーンでの利便性が大幅に向上することが期待される。また、投資信託の積立にも活用できるため、資産運用の一環としても注目を集めている。

楽天ペイアプリの新機能に関する考察

楽天ペイアプリに追加された「残高キープチャージ®」機能は、ユーザーの利便性向上に大きく貢献する可能性がある。特に、残高不足を心配することなく日常的な支払いができるようになる点は、キャッシュレス決済の普及をさらに促進するだろう。また、投資信託の積立利用者向けの機能を一般的な決済アプリに応用した点は、フィンテックサービスの進化を示す好例といえる。

一方で、自動チャージ機能の導入により、ユーザーの過剰な支出を招く可能性も懸念される。特に、設定金額の上限が10万円と比較的高額であることから、個人の財務管理能力によっては不必要な支出が増える可能性がある。この問題に対しては、アプリ内で支出分析や予算管理機能を強化するなど、ユーザーの健全な金銭管理をサポートする仕組みの導入が解決策として考えられる。

今後、楽天ペイアプリには、より柔軟なチャージ設定オプションや、AIを活用した個人の支出パターンに基づく最適なチャージ額の提案機能などが追加されることが期待される。また、楽天エコシステム内の他のサービスとの連携強化により、ユーザーにとってより価値のある統合的な金融サービスプラットフォームへと進化していくことが望まれる。楽天グループの総合的な戦略の中で、この新機能がどのように位置づけられ、発展していくかに注目したい。