JICE友好交流基金事業が5年ぶりに再開、日中青年のバスケットボール交流で相互理解を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

JICEは2024年10月22日に、JICE友好交流基金事業の一環として日中青年スポーツ交流プログラムの再開を発表した。新型コロナウイルスの影響で中断していた事業が5年ぶりに再開され、北京体育大学のバスケットボール専攻の学生20名と引率者5名が来日することになったのだ。^[1]

プログラムでは大学やクラブチームとの練習試合だけでなく、沖縄県での文化体験やホームステイも予定されている。琉球ゴールデンキングスU-18、U-15との交流試合や専門家によるメンタルトレーニング講義を通じて、スポーツを軸とした相互理解を深める構成となった。

日中友好協会との共同事業として2011年から実施されてきた本事業は、パリ五輪開催に合わせて再開することとなった。両国の大学生が歴史や文化を学び合い、スポーツを通じた交流を深めることで、持続的な民間交流の基盤構築を目指している。

スポーツメンタルトレーニングとは、競技者の心理面のサポートを目的とした体系的なトレーニング手法のことを指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

本プログラムでは株式会社メンタリスタによる「スポーツメンタルトレーニング-セルフコントロール-」の講義が実施される。バスケットボールという競技特性を踏まえた心理面のサポートにより、参加者の競技力向上とメンタル面の強化を図ることができるだろう。

5年ぶりの事業再開により、コロナ禍で停滞していた日中間の青年交流が新たな段階を迎えることになった。特にパリ五輪開催に合わせた再開は、スポーツを通じた国際交流の重要性を改めて認識させる機会となり得るだろう。

一方で言語や文化の違いによるコミュニケーションの課題も予想されるが、スポーツという共通言語を持つことで、そうした障壁を乗り越えられる可能性が高い。今後はオンラインでの交流機会を併用するなど、より持続的な関係構築の仕組みづくりが求められるだろう。

バスケットボールを通じた交流は、両国の若者に新たな視点と相互理解の機会を提供することになるはずだ。スポーツを軸とした文化交流の成功モデルとして、他分野への展開も期待されている。

^ PR TIMES. 「【5年ぶり事業再開！】JICE友好交流基金事業・日中青年スポーツ交流（バスケットボール）訪日代表団が来日し、スポーツを通じた相互理解と日中の青少年同士の友好交流を図ります。 | 一般財団法人　日本国際協力センターのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000398.000074396.html, (参照 24-10-23).

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