エンドファイトが土壌コア微生物技術による新規事業共創エコシステム構築に向け1.5億円の資金調達を実施

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

エンドファイトが約1.5億円の資金調達を実施
土壌コア微生物DSEの大規模ライブラリーを保有
グリーン事業共創エコシステムの構築を目指す

エンドファイトの土壌コア微生物技術による事業展開

株式会社エンドファイトは、スパークル株式会社、basepartners株式会社、グローバル・ブレイン株式会社と東急建設株式会社が共同運営するCVCが運営するファンドと、山梨県、株式会社リバネスキャピタルを引受先とし、約1.5億円の資金調達を2024年10月22日に実施した。土壌コア微生物DSEの大規模ライブラリーを活用し、環境ストレス耐性向上や栄養吸収促進などの機能を植物に付与することが可能になっている。^[1]

エンドファイトは10社を超える大手企業と植物の栽培方法の開発や緑化・農業資材の開発を行っており、広範な技術の実証化が期待されている。不動産やゼネコン、商業施設などのインフラ関連企業へ新たなグリーン領域の新規事業共創支援を行い、環境分野における事業インパクトの最大化を目指すことになるだろう。

2025年度初めには事業会社やCVCを中心としたプレシリーズAラウンドの資金調達を予定しており、グローバル展開も視野に入れている。シンガポール、インドネシア、マレーシア、ベトナム、米国、ブラジルなどの政府や企業との連携を強化し、早期の事業化を実現することを目標としているのだ。

エンドファイトの資金調達概要まとめ

項目	詳細
調達金額	1.5億円
調達方法	J-KISS型新株予約権
資金使途	研究開発・事業開発体制の強化、海外事業検証
引受先	スパークル、basepartners、TOKYU-CONST Innovation Fund、山梨県、リバネスキャピタル
今後の予定	2025年度初めにプレシリーズAラウンドを予定

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土壌コア微生物DSEについて

土壌コア微生物DSEとは、植物に対して環境ストレス耐性向上や栄養吸収促進などの機能を付与することができる微生物のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

あらゆる植物に対して機能付与が可能
環境ストレスへの耐性を向上
植物の栄養吸収を促進する効果

土壌コア微生物DSEは、国連の報告によると2050年までに90%以上が劣化すると予測されている農業土壌の問題解決に貢献することが期待されている。気候変動や土壌劣化が深刻化する中で、外部環境に影響されない植物の安定的な生育技術として、土壌コア微生物DSEの重要性は今後さらに高まっていくだろう。

エンドファイトの土壌コア微生物技術に関する考察

エンドファイトが保有する土壌コア微生物DSEの大規模ライブラリーは、環境分野における様々なニーズに対して適切なソリューションを提供できる可能性を秘めている。気候変動や土壌劣化が深刻化する中で、植物の環境ストレス耐性向上や栄養吸収促進などの機能を持つDSE技術は、持続可能な農業や緑化の実現に大きく貢献するだろう。

今後の課題としては、多様な環境下での実証実験や効果の検証、各地域の規制対応などが考えられる。特にグローバル展開を見据えた場合、各国の法規制や環境基準への適合、現地企業との連携体制の構築が重要になってくるだろう。

エンドファイトには、研究開発体制の強化や海外事業の検証を通じて、環境分野における新たなイノベーションを生み出すことが期待される。土壌コア微生物DSE技術を活用したグリーン事業共創エコシステムの構築は、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となり得るだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「土壌コア微生物技術を用いて「グリーン事業共創エコシステム」構築に取り組む、茨城・筑波大学発スタートアップ、(株)エンドファイトがシードラウンドで約1.5億円の資金調達を実施 | 株式会社エンドファイトのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000150014.html, (参照 24-10-23).

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