みんなの銀行とDONUTSが基本合意書を締結、ミクチャでの金融サービス展開による新たな価値創造へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

みんなの銀行とDONUTSが基本合意書を締結、ミクチャでの金融サービス展開による新たな価値創造へ

PR TIMES より


記事の要約

  • みんなの銀行とDONUTSが基本合意書を締結
  • ミクチャでの金融機能・サービス活用を検討開始
  • 双方の顧客へ新たな価値提供を目指す

みんなの銀行とDONUTSのBaaS事業における基本合意

株式会社みんなの銀行と株式会社DONUTSは2024年10月25日に金融を活用した価値共創にかかる基本合意書を締結した。DONUTSが提供するライブ配信&動画アプリ「ミクチャ」においてみんなの銀行の金融機能・サービスの活用について検討を開始することで合意に至ったのだ。[1]

DONUTSは国内累計1,800万ユーザーを突破し月間訪問者数500万人を超えるライブ配信&動画アプリ「ミクチャ」を展開している。バックオフィス支援クラウドERPシステム「ジョブカン」シリーズは25万社以上に利用され、クリニック向けクラウド型電子カルテ「CLIUS」なども提供するWebサービス企業である。

今回の基本合意はみんなの銀行のBaaS事業におけるアライアンスの一環として位置付けられている。双方の顧客に対してこれまで以上に価値あるサービス提供の実現を目指し、連携内容の詳細については今後改めて発表される予定だ。

みんなの銀行とDONUTSの基本合意の概要

項目 詳細
合意日 2024年10月25日
合意内容 金融を活用した価値共創にかかる基本合意書の締結
検討事項 ミクチャでのみんなの銀行の金融機能・サービス活用
ミクチャ規模 国内累計1,800万ユーザー、月間訪問者数500万人超
目的 双方の顧客への新たな価値提供

BaaSについて

BaaSとは「Banking as a Service」の略称で、銀行のシステムやサービスをAPI経由で外部企業に提供するビジネスモデルのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 非金融企業による金融サービス提供を実現
  • 既存の銀行システムを活用した迅速なサービス展開
  • 顧客接点の拡大と新規事業創出の促進

みんなの銀行はBaaS事業を展開しており、今回のDONUTSとの基本合意もその一環として位置付けられている。ライブ配信アプリ「ミクチャ」に金融機能を組み込むことで、新たな顧客体験の創出と事業機会の拡大が期待できるのだ。

みんなの銀行とDONUTSの基本合意に関する考察

みんなの銀行とDONUTSの基本合意は、BaaS事業における重要な一歩として評価できる。特にミクチャの1,800万ユーザーという大規模な顧客基盤に対して金融サービスを提供できる可能性が生まれたことは、両社にとって大きな事業機会となるだろう。ただし、金融サービスの提供においてはセキュリティやコンプライアンスの確保が不可欠である。

今後は顧客のニーズに合わせた金融サービスの設計と、安全な運用体制の構築が重要な課題となる。特にライブ配信プラットフォームという特性を活かした独自の金融サービスの開発が期待されるが、ユーザーの利便性とセキュリティのバランスを慎重に検討する必要があるだろう。

また、BaaS事業の展開において重要なのは、APIの使いやすさとドキュメントの充実度である。開発者フレンドリーなAPIとサポート体制を整備することで、より多くのサービスとの連携が可能になり、エコシステムの拡大につながるはずだ。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「株式会社DONUTSとの金融を活用した価値共創にかかる基本合意書の締結について | 株式会社みんなの銀行のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000198.000072105.html, (参照 24-10-26).

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