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公開：2024-08-01

CCCMKHDが食のサステナビリティフォーラム2024を開催、12企業が参加しエシカルフードの消費者価値を議論

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• CCCMKHDが食のサステナビリティフォーラム2024を開催
• 12企業が参加し、エシカルフードの消費者価値を議論
• 全4回の開催予定で、業界を超えた対話を促進

CCCMKHDの共創型プラットフォーム「Vみんなのエシカルフードラボ」の取り組み

CCCMKホールディングス株式会社は、2024年7月19日に第1回「食のサステナビリティフォーラム2024」を開催した。このフォーラムは、Vポイントの購買データや調査結果の分析、各社事例をもとにエシカルな商品の消費者価値の創り方・伝え方の示唆につながる情報を提供することを目的としている。食品メーカー、流通、テックなど業種・業界の垣根を超えたステークホルダーが参加し、全4回の開催を予定しているのだ。^[1]

第1回フォーラムには、明治ホールディングス、Mizkan、セブン＆アイ・ホールディングス、ニチレイフーズ、ハウス食品グループ本社など12企業から計30名が参加した。セッションでは、少人数によるグループワークを通じて、「食の未来」や「エシカル」に関する対話を深め、各参加者が考える探求したい問いや起こしたいアクションについて意見交換を行っている。

参加者からは、「義務感ではなく楽しむエシカルな食とは？」「消費者にとってエシカル消費が押し付けにならないように、美味しさにプラスアルファした価値を探求したい」「食に関心がない人にも興味を持ってもらえる、"エシカル"に代わる新しいワードを開発したい」など、消費者目線からエシカルを捉えなおす実直な想いやアイデアが寄せられた。企業の枠を超えた協働の場として、このフォーラムの今後の展開が注目される。

エシカルフードについて

エシカルフードとは、環境や社会に配慮して生産・流通された食品のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 環境負荷の低減を考慮した生産方法
• 公正な取引や労働条件の確保
• 地域社会や生態系への配慮

エシカルフードは、単に栄養価や味覚だけでなく、その生産から消費までの過程全体が持続可能であることを重視している。例えば、有機栽培や減農薬栽培、フェアトレード商品、地産地消を推進する食品などがこれに該当する。消費者がエシカルフードを選択することで、環境保護や社会的公正の実現に貢献できるとされ、近年の食品業界における重要なトレンドの一つとなっているのだ。

食のサステナビリティフォーラムに関する考察

CCCMKHDが主催する食のサステナビリティフォーラムは、エシカルフードの普及に向けた重要な一歩となる可能性が高い。しかし、今後の課題として、エシカル商品の価格設定や、一般消費者への訴求方法の確立が挙げられるだろう。エシカルな生産方法は往々にしてコストが高くなるため、いかにして適正価格を維持しつつ、消費者に価値を伝えていくかが重要になってくる。

今後のフォーラムでは、エシカルフードの生産者や、消費者団体、さらには環境NGOなどの参加も検討すべきだろう。多様な視点を取り入れることで、より実効性の高いアイデアや施策が生まれる可能性がある。また、エシカルフードの定義や基準の明確化、認証制度の確立なども重要な議題となるはずだ。これらの取り組みを通じて、消費者にとってより分かりやすく、選択しやすいエシカルフードの市場形成が期待される。

長期的には、このフォーラムを起点として、日本におけるエシカルフード市場の拡大や、関連する法制度の整備、さらには食育や環境教育との連携などが進むことが期待される。エシカルフードを通じた持続可能な食システムの構築は、単に食品業界だけの問題ではなく、社会全体で取り組むべき課題だ。このフォーラムが、そうした大きな変革の契機となることを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「共創型プラットフォーム「V みんなのエシカルフードラボ」 第1回「食のサステナビリティフォーラム2024」を開催 | カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001039.000000983.html, (参照 24-08-01).

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