クラウドワークスの人的資本経営SaaS Human & HumanがKING OF TIMEとAPI連携を開始、勤怠データの取り込み時間が大幅に短縮

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

Human & HumanがKING OF TIMEとAPI連携を開始
勤怠データの取り込み時間が7日から30分に短縮
労働時間と離職率の相関分析が容易に

クラウドワークスの人的資本経営SaaSがKING OF TIMEと連携開始

株式会社クラウドワークスは人的資本経営SaaS「Human & Human」において、株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供するクラウド勤怠管理システム「KING OF TIME」とのAPI連携を2024年11月13日に開始した。この連携により組織図や従業員情報、異動履歴、給与などの人事データをもとに離職率や従業員の等級滞留年数などの可視化が可能になっている。^[1]

人的資本開示のガイドラインISO 30414に定められているFTE（フルタイム等量）の算出によって、従業員数だけでなく実際の仕事量を考慮した採用や配置の計画が立てられるようになった。データドリブンな人事戦略の実現に向けて大きな一歩を踏み出すことになるだろう。

KING OF TIMEは導入企業数58,000社以上、利用ID数3,700,000人以上という市場シェアNo.1のクラウド勤怠管理システムとして知られている。変形労働時間制など複雑な勤務集計や最新の法改正にも対応し、企業ごとに異なる就業ルールにも柔軟な設定で対応可能となっているのだ。

Human & HumanとKING OF TIMEの連携機能まとめ

項目	詳細
取り込めるデータ	労働時間、残業時間、遅刻回数、早退回数、有給取得日数
表現できる指標	各データ項目の時系列推移、FTE、1時間あたりの給与
実現できる分析	残業時間と離職率の相関分析、部署や役職ごとの残業時間分布表示
インポート時間	平均7日から30分に短縮

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FTEについて

FTEとは「フルタイム等量」を意味し、従業員の仕事量を計算する際に使用される重要な指標である。人的資本開示のガイドラインであるISO 30414に定められている以下のような特徴を持つ指標として知られている。

従業員数だけでなく実際の仕事量を数値化
採用や配置の計画立案に活用可能
人的資本の可視化に貢献する国際規格準拠の指標

Human & HumanとKING OF TIMEのAPI連携により、FTEの算出が容易になることで人事データの活用がより身近なものとなった。勤怠情報のインポート時間が平均7日から30分に削減されたことで、人事担当者の業務効率が大幅に向上し、より戦略的な人事施策の立案が可能になるだろう。

Human & HumanとKING OF TIMEの連携に関する考察

Human & HumanとKING OF TIMEの連携により、人事データと勤怠データの統合的な分析が可能となったことは画期的な進展である。労働時間や有給取得日数などの勤怠情報に関するデータを入力することで、離職率との相関関係を可視化できるようになり、より効果的な人材マネジメントの実現が期待できるだろう。

一方で、大量の個人情報を扱うことになるため、データセキュリティの強化が今後の課題として浮上する可能性がある。プライバシー保護の観点から、データの暗号化や匿名化、アクセス権限の厳格な管理など、より堅牢なセキュリティ対策の実装が求められることになるだろう。

将来的には、AI技術を活用した予測分析機能の追加や、他の人事系システムとの連携拡大が期待される。人事データの活用を身近なものにするというビジョンの実現に向けて、さらなる機能拡充とユーザビリティの向上が求められている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「人的資本経営SaaS「Human & Human」　勤怠管理システム「KING OF TIME」とのAPI連携開始 | 株式会社クラウドワークスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000244.000050142.html, (参照 24-11-15).

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