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【CVE-2024-52351】BU Slideshow 2.3.10にクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見、早急な対応が必要に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • BU Slideshowプラグインに格納型XSS脆弱性が発見
  • バージョン2.3.10以前のすべてのバージョンが影響を受ける
  • CVSSスコア6.5の中程度の深刻度と評価

BU Slideshow 2.3.10のクロスサイトスクリプティング脆弱性

Boston University (IS&T)は、WordPressプラグインBU Slideshowにおいて格納型クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が発見されたことを発表した。この脆弱性はバージョン2.3.10以前のすべてのバージョンに影響を及ぼすことが確認されており、CVE-2024-52351として識別されている。[1]

この脆弱性はCVSSv3.1のスコアリングシステムにより6.5点の中程度の深刻度と評価されている。攻撃には認証が必要だがUIの関与も必要とされており、影響範囲は機密性・完全性・可用性のすべてにおいて低レベルの被害が想定されている。

本脆弱性はPatchstack Allianceに所属するSOPROBROによって発見され報告された。脆弱性の具体的な内容は、Webページ生成時における入力の不適切な無害化処理に起因しており、攻撃者によって悪意のあるスクリプトが実行される可能性がある。

BU Slideshow 2.3.10の脆弱性情報まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-52351
影響を受けるバージョン 2.3.10以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 格納型クロスサイトスクリプティング(XSS)
CVSSスコア 6.5(中程度)
CVSSベクター CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:L
脆弱性の詳細はこちら

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションにおける重大なセキュリティ上の脆弱性の一つで、以下のような特徴がある。

  • 攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込む手法
  • ユーザーの個人情報やセッション情報の窃取が可能
  • Webサイトの改ざんやマルウェアの配布に悪用される可能性あり

クロスサイトスクリプティングの脆弱性は、CWE-79として分類されており、Webページ生成時における入力の不適切な無害化処理が主な原因となっている。BU Slideshowの事例では、プラグインの特定の機能において入力値の検証が不十分であったため、攻撃者によって悪意のあるスクリプトが挿入される可能性が存在していた。

BU Slideshow 2.3.10の脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに大きな影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が求められる。BU Slideshowの脆弱性はCVSSスコアが6.5と中程度ではあるものの、攻撃の成功により機密情報の漏洩やサイトの改ざんなどの被害が発生する可能性が高いだろう。

今後はプラグイン開発時における入力値の検証やサニタイズ処理の徹底が重要となる。特にユーザー入力を扱う機能については、セキュリティテストの強化やコードレビューの徹底など、より厳密な品質管理が必要になってくるだろう。

また、WordPressコミュニティ全体としても、プラグインのセキュリティ審査基準の見直しや、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備が求められる。脆弱性情報の共有体制を強化し、類似の問題の再発防止に向けた取り組みを進めていく必要があるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-52351, (参照 24-11-19).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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