JPYC株式会社とセンス・イット・スマートがDAO型健康経営の実証実験を開始、ステーブルコインをインセンティブとして活用へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

JPYC株式会社とセンス・イット・スマートがDAO型健康経営の実証実験を開始、ステーブルコインをインセンティブとして活用へ

PR TIMES より


記事の要約

  • JPYCがDAO型健康経営の実証実験を開始
  • ステーブルコインをインセンティブとして活用
  • 運動サプリを活用したウォーキングイベントを実施

JPYCとセンス・イット・スマートが開始するDAO型健康経営の実証実験

JPYC株式会社は株式会社センス・イット・スマートと協力し、DAO型健康経営の実証実験を2024年11月19日に開始すると発表した。従来型健康経営で活用されていたデジタルギフトと交換可能なポイントに代わり、日本円ステーブルコインJPYCをインセンティブとして採用することで価格変動の影響を受けない安定した報酬体系を実現している。[1]

DAO型健康経営では従業員同士が無理なく相互支援し合う文化を醸成し、インセンティブの配分機能を通じて感謝やサポートを共有することで健康増進活動に参加しやすい環境を構築している。ブロックチェーンを活用して健康活動の成果を可視化し、データ分析による施策の改善や個別のフィードバックを行うことで更なる健康促進を支援するだろう。

運動サプリは株式会社センス・イット・スマートが開発した行動変容を促進するweb3ウォーキングアプリで、ブロックチェーン技術を活用してユーザーの歩数データを安全かつ透明性の高い形で記録している。歩行目標の達成度に応じてJPYCが自動的に付与される仕組みを持ち、ユーザーの健康増進へのモチベーションを高めることが可能だ。

実証実験の概要まとめ

項目 詳細
実施期間 2024年12月1日~2024年12月31日
参加者 JPYC社従業員
実施内容 運動サプリを活用したウォーキングイベント
インセンティブ ウォーキング目標達成度に応じたJPYC付与
データ管理 歩数データと取引データをブロックチェーンで記録
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ステーブルコインについて

ステーブルコインとは価格が法定通貨などに連動するように設計された暗号資産のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 価格変動が少なく安定した価値を維持
  • ブロックチェーン上での迅速な送金が可能
  • プログラマブルで組み込みやすい特性を持つ

JPYCは2021年からステーブルコイン事業を展開しており、パブリックチェーン上で国内流通する日本円ステーブルコインとして99%以上のシェアを占めている。2023年11月には三菱UFJ信託銀行およびProgmatと提携を発表し、Progmat Coin基盤でのJPYC(信託型)の発行を予定しているところだ。

DAO型健康経営に関する考察

従業員の健康管理をブロックチェーン技術で支援するDAO型健康経営は、データの透明性と信頼性を確保しつつインセンティブを効果的に活用できる点で画期的である。特にステーブルコインを報酬として採用することで、価値の安定性を確保しながら柔軟な報酬設計が可能になっているのは注目に値するだろう。

一方で従業員のプライバシー保護や個人情報の取り扱いについては慎重な対応が必要となってくる。ブロックチェーン上のデータは改ざんが困難である反面、一度記録された情報は完全な削除が難しいため、記録する健康データの範囲や管理方法について明確なガイドラインを設ける必要があるだろう。

今後は健康経営の枠を超えて、企業内の様々な活動にDAOの考え方を導入する可能性も考えられる。従業員の自主性を重視しながら組織全体の目標達成を支援するDAO型マネジメントは、多様な働き方が求められる現代において有効な選択肢となり得るはずだ。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「日本円ステーブルコインのJPYC|JPYCを活用した健康経営®の実証実験を開始 | JPYC株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000250.000054018.html, (参照 24-11-20).

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