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【CVE-2024-52424】WordPress用Wp-Login Customizerプラグインに深刻な脆弱性、早急なアップデートが必要に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Wp-Login Customizerプラグインにクロスサイトスクリプティングの脆弱性
  • バージョン1.0以前の全てのバージョンが影響を受ける
  • 攻撃の複雑さは低く、重要度は高いと評価

WordPress用Wp-Login Customizerプラグイン1.0の脆弱性

Patchstack OÜは2024年11月18日、WordPress用プラグインWp-Login Customizerにおいて、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)を利用したクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が発見されたことを公開した。この脆弱性は【CVE-2024-52424】として識別されており、バージョン1.0以前の全てのバージョンが影響を受けることが明らかになっている。[1]

この脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で7.1(High)と評価されており、攻撃の複雑さは低いとされている。攻撃には特権は不要だが、ユーザーの関与が必要とされており、影響の想定範囲に変更があるとされているため、早急な対応が求められている。

Patchstack Allianceの研究者SOPROBROによって発見されたこの脆弱性は、情報の機密性、整合性、可用性のそれぞれに対して低レベルの影響があると評価されている。SSVCの評価では、エクスプロイトの自動化は不可能であり、技術的な影響は部分的であるとされている。

Wp-Login Customizerの脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-52424
影響を受けるバージョン 1.0以前の全バージョン
CVSS評価 7.1(High)
脆弱性の種類 クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)
必要な特権 不要
技術的影響 部分的
脆弱性の詳細についてはこちら

クロスサイトリクエストフォージェリについて

クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、以下のような特徴がある。

  • ユーザーの意図しないリクエストを強制的に発生させる
  • 正規のセッション情報を悪用する
  • ユーザーの権限で不正な操作を実行する

CSRFは権限を持つユーザーがログインした状態で、攻撃者が用意した罠のページにアクセスすることで攻撃が成立する可能性がある。Wp-Login Customizerの脆弱性では、CSRFを経由してクロスサイトスクリプティング攻撃が可能となり、情報漏洩やセッションハイジャックなどのリスクが存在することが判明している。

Wp-Login Customizerの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに大きな影響を及ぼす可能性があることから、早急な対策が必要不可欠である。特にWp-Login Customizerの場合、ログイン画面のカスタマイズに関連する機能を持つため、認証に関わる部分での脆弱性は非常に深刻だと考えられる。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者によるセキュリティテストの強化とコードレビューの徹底が求められる。WordPressコミュニティ全体でセキュリティに対する意識を高め、脆弱性の早期発見と修正のエコシステムを構築することが重要だろう。

また、サイト管理者はプラグインの更新状況を定期的にチェックし、セキュリティアップデートを速やかに適用する体制を整える必要がある。プラグインの選定時には、開発者のセキュリティへの取り組みや更新頻度なども考慮に入れることが望ましい。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-52424, (参照 24-11-22).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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