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東京電機大学が製造業向けサイバーセキュリティ人材育成プログラムCySec Expertを2025年度に新設、サイバーオフェンスコースを開講へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

東京電機大学が製造業向けサイバーセキュリティ人材育成プログラムCySec Expertを2025年度に新設、サイバーオフェンスコースを開講へ

PR TIMES より


記事の要約

  • 東京電機大学が新プログラム「CySec Expert」を2025年度に開設予定
  • サイバーセキュリティの専門家育成に向け新講座を展開
  • 製造業の技術責任者向けリスキリング講座を提供

東京電機大学のCySecに新プログラム「CySec Expert」開設

東京電機大学は、サイバーセキュリティの専門家を育成する「国際化サイバーセキュリティ学特別コース(CySec)」の新プログラムとして、「CySec Expert」を2025年度に開設することを2024年11月28日に発表した。近年増加するサプライチェーンを狙ったサイバー攻撃への対応強化が求められていることから、「モノづくり」の現場におけるサイバーセキュリティ対策として新プログラムの開設に至ったのだ。[1]

新プログラムの一環として開講される「サイバーオフェンスコース」は、製造業の技術責任者などを務める開発エンジニアを対象としたリスキリング講座として位置付けられている。米国EC-Councilの日本総代理店であるグローバルセキュリティエキスパート株式会社とアカデミック契約を締結し、トレーニングコースEC-Council CEHに準拠した形で提供されることになった。

東京電機大学は2015年4月に「CySec」を開講して以来、経営者などを対象にサイバーセキュリティ対策を防御側の視点から学ぶプログラムを提供してきた。「CySec」開講10周年を機に、人材育成の一端を担う学術機関として、さまざまな観点からサイバーセキュリティ人材の育成を具現化していく方針を示している。

サイバーオフェンスコースの概要まとめ

項目 詳細
プログラム名 CySec Expert
開設時期 2025年度
対象者 製品開発の上級エンジニア、PSIRTの上級エンジニアチームリーダー
提携企業 グローバルセキュリティエキスパート株式会社
準拠規格 EC-Council CEH
特徴 「モノづくり」を意識した開講科目、産学教育機関連携による教育体制

PSIRTについて

PSIRTとは「Product Security Incident Response Team」の略称で、製品やサービスのセキュリティインシデントに対応する専門チームのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 製品・サービスのセキュリティ対応を専門とする組織
  • インシデント発生時の迅速な対応と解決を担当
  • 製品のセキュリティ品質向上に貢献

サプライチェーンを狙ったサイバー攻撃が増加する中、PSIRTの役割はますます重要性を増している。東京電機大学の新プログラム「CySec Expert」では、PSIRTの上級エンジニアチームリーダーを目指す技術者の育成にも注力していく方針だ。

CySec Expertプログラムに関する考察

東京電機大学による「CySec Expert」の開設は、製造業におけるサイバーセキュリティ人材の育成において重要な一歩となるだろう。特にサプライチェーンセキュリティの起点となる「モノづくり」に焦点を当てた教育プログラムは、産業界全体のセキュリティレベル向上に寄与する可能性が高い。

一方で、急速に進化するサイバー攻撃手法に対応するためには、カリキュラムの継続的なアップデートが必要不可欠となるだろう。EC-Council CEHに準拠したプログラムとはいえ、製造業特有の課題や脅威に対応できる実践的な内容を維持し続けることが重要な課題となる。

今後は、PSIRTの人材育成にとどまらず、製造業全体のサイバーセキュリティ体制強化に向けた包括的なプログラムへと発展することが期待される。特に、IoTデバイスの普及やデジタル化の加速により、製造現場におけるセキュリティリスクは増大の一途をたどっているため、より実践的な教育内容の拡充が望まれる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「サイバーセキュリティの専門家を育成する「CySec」に新プログラムを開設 CySec新プログラム「CySec Expert」を2025年度に開設し、新講座「サイバーオフェンスコース」を開講 | 学校法人東京電機大学のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000128963.html, (参照 24-11-29).

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