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公開：2024-12-03

落とし物クラウドfindがシリーズAで7億円調達、AIとLINE活用で返却率向上と業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• findが約7億円のシリーズAラウンド資金調達を実施
• 現在24社2000ヶ所以上での導入実績を達成
• 2025年に多言語対応の新サービスを開始予定

findの落とし物クラウドサービス、シリーズAで7億円の資金調達を達成

株式会社findは落とし物クラウドサービスの開発・運営を行う企業として、2024年12月2日にDual Bridge Capitalをリード投資家とする約7億円の資金調達を実施した。本調達には三菱UFJ銀行やみずほ銀行、北國銀行からの融資も含まれており、これにより累計資金調達額は約8.5億円に達している。^[1]

落とし物クラウドサービスfindは2021年のサービス開始以来、24社2000ヶ所以上の施設での導入実績を持ち、約90万件の落とし物登録と約24万件の返却実績を達成している。AI画像認識を活用した落とし物登録機能やLINEによる問い合わせ対応など、施設管理者の業務効率化に貢献してきた実績が評価された。

findは2026年4月までに約80社10000ヶ所での導入を目指しており、2025年10月には場所や施設を問わず横断的に落とし物を探せるサービスの開発を進めている。また2025年初旬からは200以上の言語に対応した新サービス「ユニバーサル find chat」の実証実験を開始する予定だ。

findの主要機能と今後の展開まとめ

クラウドサービスについて

クラウドサービスとは、インターネットを通じてサーバーやソフトウェアなどのリソースを必要に応じて利用できるサービスのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 場所や時間を問わずアクセス可能なサービス提供形態
• 必要な機能を必要な分だけ利用できる柔軟性
• 複数のユーザーやシステム間でのリアルタイムな情報共有が可能

findの落とし物クラウドサービスは、施設管理者と利用者をつなぐプラットフォームとしてクラウドの特性を活かしている。AI画像認識やLINE連携など最新のテクノロジーを組み合わせることで、従来の落とし物管理業務の非効率性を解消し、返却率の向上に貢献している。

落とし物クラウドサービスfindに関する考察

findの強みは、施設管理者の業務効率化と利用者の利便性向上を両立させている点にある。AI画像認識による落とし物登録の自動化やLINEを活用した問い合わせ対応など、テクノロジーを効果的に活用することで従来の手作業による管理の課題を解決することに成功している。今後は多言語対応により、インバウンド需要への対応も期待できるだろう。

一方で、導入施設数の急速な拡大に伴い、システムの安定性やセキュリティの確保が重要な課題となる可能性がある。特に個人情報や貴重品に関する情報を扱うサービスとして、データ保護やプライバシー保護の体制強化が必要になると考えられる。また、施設間での横断検索機能の実装には、データ形式の標準化や検索精度の向上が求められるだろう。

findが目指す「落とし物が必ず見つかる世界」の実現には、技術面での進化だけでなく、施設管理者や利用者との信頼関係の構築が不可欠である。今後は特に訪日外国人向けのサービス展開を強化することで、日本のおもてなし文化の発展にも貢献することができるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「落とし物クラウドfind、シリーズAラウンドで7億円の資金調達を実施 | 株式会社findのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000104939.html, (参照 24-12-03).

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